

- 施術中の電話やDM対応が負担になる
- 無断キャンセルによる売上ロスが発生する
- リピーターが定着しづらい
このような悩みを抱えているネイルサロンは多いのではないでしょうか?
LINE公式アカウントを活用すればこうした課題を解決できます。
この記事では、ネイルサロンがLINE公式アカウントを導入するメリットや予約の受け付け方法、具体的な活用例、導入の注意点を解説します。
目次
ネイルサロンでLINEを導入するメリット
ネイルサロンでLINEを導入するメリットを2つ紹介します。
利用者が多い
ネイルサロンでLINEを導入する最大のメリットは、その「普及率の高さ」にあります。
LINEは日本国内で、月間アクティブユーザー数が9,800万人以上(2025年3月末時点)を誇り、開封率と到達率の面でも優れた媒体と言えるでしょう。
利用者が多いため、導入のハードルが低く、運用直後から活用しやすい点もメリットです。
また、ビジネス用の「LINE公式アカウント」は無料で開設できます。
1対1のチャットや、事前に設定したメッセージの自動配信など、業務効率化につながる機能が豊富に搭載されています。
画像でのやり取りが可能
LINEを導入すると、お客様と画像によるイメージ共有が簡単に行えるようになります。
例えば、「こんなイメージのネイルにしたい」「このカラーとこのデザインを組み合わせたい」といった希望を、事前にLINEで画像と共に伝えてもらうことで、施術者も仕上がりイメージを明確に把握できます。
これにより、完成後のミスマッチを防ぎ、満足度の高い施術へとつなげられるでしょう。
LINEは単なる連絡ツールに留まらず、顧客とのコミュニケーションを視覚的に行えるツールとして、ネイルサロンの運営に役立ちます。
LINE公式アカウントで予約を受け付ける3つの方法
ネイルサロンで、LINE公式アカウントを使って予約を受け付ける代表的な3つの方法を紹介します。
①LINEのメッセージで個別に予約を受け付ける
LINEで予約を受け付ける最もシンプルな方法が、LINEのチャットで1対1のやりとりをしながら予約を受け付ける方法です。
「⚪︎月⚪︎日の15時に予約したいです」といったメッセージに対して、空き状況を確認して返信するだけなので、手軽に予約を受け付けられます。
ただし、この方法は手動対応のため、施術中の返信が遅れたり、予約のダブルブッキングが発生したりと、管理の手間やミスが生じやすい点に注意が必要です。
予約が増えてくるとスタッフの対応負担も大きくなりやすいため、個人経営や少人数サロンの予約方法としておすすめです。
②リッチメニューに予約サイトの導線を設置する
2つ目は、Googleフォームや外部予約システムと連携して、LINEのリッチメニューに導線を設置する方法です。
お客様は、LINEのトーク画面下部に表示されるリッチメニューから、ワンタップで予約ページにアクセスできます。
また、自動応答メッセージを活用すれば、「予約」「予約受付」「予約方法」とメッセージが送られた際に、予約フォームのURLを自動で返信する設定も可能です。
③拡張ツールを導入する
3つ目は、LINEと連携可能な拡張ツールを導入する方法です。LINE公式アカウントでも予約機能はありますが、飲食店限定になります。
例えば、LINE公式アカウント専用のMAツール「Lステップ」のカレンダー予約機能を使えば、希望日時やメニューの選択、予約確定までを自動化できます。
カレンダー予約機能では、担当者や営業日、シフトの設定や、担当者ごとのコース設定が可能です。
予約受付のほかにも、リマインダ配信やタグ付けなどのアクション設定が可能なため、業務効率化にも役立ちます。
ネイルサロンでのLINE公式アカウントの活用例
ここでは、ネイルサロンでのLINE公式アカウントの活用方法を紹介します。
24時間365日予約が受付られる
LINE公式アカウントを使えば、営業時間外や施術中でも予約を受け付けられます。
お客様は、リッチメニューを活用した導線から、空き状況を確認しながら、好きなタイミングで予約が可能です。
24時間いつでも予約できることで、機会損失が防げるため、予約数のアップにもつながるでしょう。
また、自動応答メッセージを活用すれば、施術中でもメッセージの返信が可能なため、対応の遅延による不安を軽減できます。
LINEクーポンやショップカードの発行が行える
LINE公式アカウントでは、クーポンやショップカードの発行が可能です。
「クーポン」機能では、友だち限定で「初回来店限定30%OFFクーポン」や「バースデークーポン」などが簡単に配信できます。
また、「ショップカード」機能では、LINE上で使えるポイントカードを発行・管理できます。
店舗で用意したQRコードをお客様が読み取ると、ポイントが加算される仕組みで、ポイントが貯まると特典を獲得できます。
クーポンやポイントカードは、リピーター獲得や再来店促進に有効です。
また、紙のクーポンやスタンプカードと違い、紛失や忘れを気にする必要がないため気軽に利用できます。
メッセージ配信で新メニューや空き枠を告知できる
LINE公式アカウントからは、登録している「友だち」全員に対して、一斉にメッセージを配信できます。
例えば、以下の内容をタイムリーに配信できます。
- 新メニューのご案内
- 新デザインのご案内
- 当日、翌日の予約空き情報
- キャンペーンのご案内
また、LINE公式アカウントでは一斉配信以外にも、対象を絞り込めるセグメント配信や、あらかじめ準備した複数のメッセージを、スケジュール通りに自動で配信するステップ配信機能もあります。
ネイルサロンでLINEを導入する際の注意点
LINE公式アカウントは便利なツールですが、導入すれば全てが解決するわけではありません。導入する際の注意点を押さえておきましょう。
LINEを使っていない人への対応が必要
多くの人が利用しているLINEですが、中にはLINEを使っていないお客様も一定数存在します。
特に、スマートフォンに不慣れな方の中には、電話やDMなどを好むケースもあります。
LINE公式アカウントの導入に加えて、電話やDMといった代替手段も用意しておくと、機会損失を防ぎ、幅広い客層に対応できるでしょう。
新規顧客獲得の施策が必要
LINE公式アカウントは「一度つながったお客様」との関係性を深めるためには有効ですが、まずは友だち追加してもらう導線が必要です。
既存顧客には、店舗での声がけやQRコードの読み取りを促しましょう。
友だち追加してもらうには、InstagramやX、Googleビジネスプロフィール、予約サイトなどを活用し、新規客の流入経路の確保も重要です。
LINE公式アカウントの友だちを増やすためには、他媒体からの導線設計も併せて行いましょう。
プライベートと仕事の線引きが必要
LINEは手軽にコミュニケーションが取れる反面、お客様から営業時間外にメッセージが届くことも少なくありません。
その連絡に全て対応していると、プライベートの時間が圧迫されてしまいます。
自動応答メッセージを使い「営業時間外は翌営業日に返信します」と自動でメッセージを送れば、お客様に安心感を与えつつ、自分の時間も確保できます。
ネイルサロンにおすすめの予約システムは「Lステップ」
ネイルサロンの運営を効率的に行うには、LINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」の導入がおすすめです。
Lステップは、予約受付・顧客管理・メッセージ配信など、ネイルサロンの運営に必要なことをLINE上で完結できるMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
他SNSやHPと連携した集客導線が作れる
LステップならInstagramやホームページ、予約サイトからLINEへのスムーズな誘導が可能です。
例えば、Instagramのプロフィールリンクや投稿内リンクからLINEへの導線を構築し、そこから予約ページへ案内する流れを自動化できます。
さらに「流入経路分析」機能を使えば、どの媒体からの友だち追加が多いのかを可視化できます。
ただ分析するだけでなく、流入経路ごとに異なる内容を配信するなど、個別のアクション設定が行える点も特徴です。
無断キャンセルを防ぐリマインダ配信が可能
施術枠が限られるネイルサロンにとって、無断キャンセルや直前キャンセルは大きな痛手です。
LINE公式アカウントには自動のリマインダ配信はありませんが、Lステップのリマインダ配信では、予約日までの間に自動でリマインドメッセージを配信でき、キャンセル防止や予約忘れに有効です。
「3日前」「前日」「当日3時間前」など、複数回のリマインド設定も可能なため、より確実に来店を促せます。
LINE上で顧客管理が行える
Lステップなら、来店履歴・施術内容・好みのカラーやパーツなどの顧客情報をタグ管理できます。
タグつけした情報をもとに、次回来店時に「前回と同じデザインにしますか?」「新しいカラー・パーツが入荷しました」など、一人ひとりに合った提案が可能です。
また、Lステップのシナリオ配信は、来店から数日後にお礼メッセージを送ったり、一定期間来店がない顧客に再来店を促すメッセージを送ったりできます。
「来店⚪︎日後にフォローメッセージ」「季節ごとのキャンペーン案内」などを事前に設定しておくと、配信の手間を省きながら、継続的な接点を保てます。
リッチメニューで必要な情報にアクセスできる
Lステップでは、画面下部にあるリッチメニューを自由にカスタマイズでき、予約・クーポン・メニュー・店舗情報などの必要な情報をワンタップで表示可能です。
また、タブを分けて表示し、必要な情報に素早くアクセスできます。お客様が迷わずに予約や情報閲覧ができるため、やりとりの手間を省き、予約機会の損失も防げます。
まとめ
LINE公式アカウントはネイルサロンの運営において、予約管理や顧客対応に効果的です。
さらに、Lステップと組み合わせれば、予約受付から顧客フォローまでを自動化できるため、スタッフの負担軽減や売上アップが期待できます。
本記事を参考に、LINE公式アカウントの活用を検討してみてください。