

- メールの返信が遅く面接調整に時間がかかる
- 求職者情報が分散し選考状況を把握しづらい
- 面接辞退や選考途中での離脱が発生しやすい
このような悩みを抱えながら、少人数で採用活動を進めている企業も多いのではないでしょうか。
近年は採用活動において、求職者との連絡手段にLINEを活用する企業が増えています。
LINEは国内ユーザー数が1億人を超え、日本の人口の8割以上が利用するコミュニケーションツールです。
日常的に利用されているからこそ連絡が届きやすく、採用活動におけるコミュニケーション手段としても注目されています。
本記事では、採用活動でLINEを活用するメリットや成功事例を紹介するとともに、LINE公式アカウントで対応できる範囲や、採用業務をより効率化する方法についても解説します。
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目次
データで見る採用活動におけるLINEの有効性
弊社が全国の男女1,000人に対して実施したLINEに対する意識調査では、46.7%が企業と採用に関するやり取りをLINEで行った経験があると回答しました。

さらに調査からは、以下のような傾向も見えています。
- 74.9% が「LINEで企業情報を受け取れると便利」と回答
- 49.7% が企業からの情報をLINEで受け取りたいと回答(メールは31.9%)
- 45.3% が面接日程の調整や合否連絡をLINEで受け取りたいと回答
- 60.5% が重要なメールの見落としを経験(理由は「他のメールに埋もれた」が最多)

こうした結果から、採用活動においてもLINEが有効なコミュニケーション手段であることがわかります。
では、企業は採用活動においてどのようにLINEを活用しているのでしょうか。⇒【完全版】採用業務を効率化した13のLINE活用事例集をダウンロードする
企業が採用活動で使う「LINE公式アカウント」とは
企業がLINEで採用活動を行う際には、LINE公式アカウントというビジネス用のアカウントを使用します。

個人向けのLINEアプリとは異なり、採用活動に適したさまざまな機能が備わっているのが特徴です。
無料プランから利用でき、その日のうちにアカウントの開設・利用が可能なため、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広く導入が進んでいます。

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【成功事例あり】採用活動にLINEを活かすメリット
ここでは、採用活動にLINEを活用するメリットを整理します。
なお実際には、LINE公式アカウントと後ほど紹介する拡張ツール「Lステップ」を組み合わせて、運用しているケースも多数あります。
そうした活用事例も交えながら見ていきましょう。
開封率が高く面接調整やリマインドがしやすい
LINE公式アカウントから配信されたメッセージの開封率は約60% ※と、メルマガの10〜30%と比べて大きく上回っています。 ※当社調べ
LINEは、メッセージが届くとスマホの画面上に通知が表示されるため、気づいてもらいやすい点が特徴です。
そのため、メッセージの確認が早まり、面接日程の調整や選考に関する連絡がスムーズに進められます。
また、LINEの開封率の高さは面接前のリマインドにも役立ちます。
弊社の調査では、16.8%が会社説明会や面接を欠席した経験があり、その理由として「日程を勘違いしていた」が最多でした。

このような欠席リスクも、面接前日や当日のリマインド配信で防ぎやすくなります。
【成功事例】
保育サービスを運営するル・アンジェでは、面談を予約しても当日来ない人が多いという課題を抱えていました。
そこで、LINE公式アカウントとLステップを組み合わせて、面談予約の受付からリマインド配信までのフローを構築。
面談の2日前と1日前にリマインドを送り、予約忘れや無断キャンセルを防止しています。
【面談予約の受付を自動化】

これにより、担当者の工数を大幅に削減しながら、出席率の改善につなげています。
求職者とのやり取りを一元管理できる
採用活動では、求職者との連絡をメールで、選考管理をExcelやスプレッドシートで行っているケースも少なくありません。
情報が分散することで、個別の対応状況が把握しづらく、対応の遅れや抜け漏れにつながる可能性があります。
LINE公式アカウントは、連絡と情報の管理をLINE上で一元化できる点が特徴です。
チャット画面は、担当者名や求職者情報を記載できるほか、「要対応」「対応済み」といったステータスをひと目で把握できます。

また、求職者ごとに「エントリー済」「面接日程調整中」といったタグを付けて、選考状況を整理でき、タグごとに配信対象を絞り込んでメッセージを送ることも可能です。
これにより、求職者の状況を把握しながら、連絡や選考管理が行いやすくなります。
【成功事例】
四国のマック調剤薬局では、複数職種の採用を行うなかで、求職者情報の管理が煩雑になっていました。
そこでLINE公式アカウントとLステップを活用し、情報を一元管理できる仕組みを構築しています。
さらに、アンケートで取得した属性情報をタグで管理し、求職者ごとに必要な情報を届けられるようにしました。
【四国出身者以外に就活に役立つセミナー情報などを配信】


その結果、就活生との接点数が前年の2.4倍に増加しています。
求職者と継続的な接点を維持できる
LINE公式アカウントは、友だち追加をきっかけに、求職者と接点を持ち続けられる点が特徴です。
たとえば、リッチメニューを使えば、企業紹介動画や先輩社員インタビュー、よくある質問ページなど、求職者が知りたい情報へスムーズに案内できます。

また、検討段階から選考中・内定まで、それぞれの状況に応じた情報提供やフォローを行えます。
検討中の求職者へ;企業紹介動画や社員インタビューを配信
選考中の候補者へ;選考ステップ、面接に関する案内を配信
内定者へ ;入社手続きや研修に関する案内を配信
必要なタイミングで最適な情報を届けられるため、不安や迷いを軽減し、面接辞退や選考途中での離脱防止にも役立ちます。
【成功事例】
地域薬局なの花薬局では、選考フローが複雑で、求職者への案内やフォロー対応に多くの手間がかかっていました。
そこで、説明会後のアンケート回答を起点に、段階的に情報を届ける仕組みを構築しました。
働き方や職場の雰囲気など、応募検討に必要な情報を発信し、その後の選考エントリーにつなげています。
【配信イメージ(1通目)】

【配信イメージ(3通目)】

こうした取り組みにより、担当者の工数を大幅に削減しながら求職者の理解と意欲を高めることに成功。
説明会から選考会への移行率は、60%に向上しました。
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LINE公式アカウントの活用で注意したいポイント
LINE公式アカウントは採用活動に有効な一方で、運用上の注意点もあります。
ここでは、特に重要な3つのポイントを整理します。
求職者の情報を自動で取得できない
LINE公式アカウントは、前述の通り、求職者との連絡や情報の管理をLINE上にまとめられます。
ただし、LINE公式アカウントで友だち追加後に確認できるのは「友だちが増えたこと」だけで、どのユーザーが誰かを個別に把握することはできません。
そのため、名前や希望職種といった基本情報は、求職者側からトーク画面に送ってもらう必要があります。
入力フォーマットをあらかじめ用意し、友だち追加後のメッセージで案内するなど、スムーズに取得するための工夫が求められます。

このように、求職者情報を自動で取得できない点は、運用前に把握しておきたいポイントのひとつです。
LINE公式アカウント単体では採用業務の効率化に限界がある
LINE公式アカウントを単体で運用する場合、次のような求職者情報の管理や選考状況に応じたフォローは手動で行う必要があります。
- 求職者情報をチャット機能へ個別に保存・更新する
- 属性や選考状況に合わせてタグを付ける・変更する
- 対象を絞り込み、それぞれに合った内容を配信する
求職者数が増えるほど対応も増えるため、特に少人数で採用業務を行っている場合は、負担が大きくなりやすい点に注意が必要です。
また、面接や説明会の予定と連動したリマインド配信も手動対応になります。
送信予約機能はあるものの、たとえば「6月30日に面接を予定しているAさん」へ前日にリマインドを送る場合、個別に予約設定を行わなければなりません。
こうした手作業を減らし採用業務の効率化を進めるには、LINE公式アカウントの機能を拡張し、自動化できるツールの活用も有効です。
採用成果の分析に必要なデータを十分に把握できない
採用活動で成果を高めるには、求職者の反応や応募状況を把握し、施策の効果を検証することが重要です。
たとえば
- どの経路からの友だち追加が多いか
- どの配信から応募につながったか
- どのフェーズで離脱が発生しているか
といったデータをもとに検証を行うことで、採用成果や課題を分析しやすくなります。
ただしLINE公式アカウントで確認できるのは、ブロック数や開封率、クリック数といったデータが中心です。
施策ごとの効果や、求職者の行動を分析するために必要なデータを十分に把握できません。
より詳細な分析を行い、施策の効果検証や改善につなげるには、高度な分析機能を備えたツールの活用も検討しましょう。⇒【完全版】採用業務を効率化した13のLINE活用事例集をダウンロードする
応募〜入社フォローを仕組み化するならLステップ
ここまで、LINE公式アカウントを採用に活かすメリットと注意点を整理してきました。
特に少人数で採用活動を進める人事担当者にとって、運用上の制約は見過ごせないポイントです。
これらの課題を解消し、採用業務を仕組み化する方法として、LINE公式アカウントの機能を拡張する「Lステップ」が活用できます。
ここでは、「応募」から「入社フォロー」までの流れに沿って、Lステップでどんなことができるのかを紹介します。
【応募前】アンケートで求職者情報を自動取得
Lステップでは、LINE上でアンケートを作成し、求職者情報を自動で取得できます。
たとえば回答フォーム機能では、質問項目やデザインを自由に設定でき、採用の目的に合わせた情報収集が実現します。

さらに、回答内容に自動でタグを付けて、ユーザーごとの情報として管理できます。
求職者情報の取得から管理までを、一連の仕組みとして運用できるのが特徴です。
【応募前】自動で求職者ごとに最適な情報を配信
Lステップでは、アンケートで取得した情報やリンククリックなどの行動をもとに、メッセージを自動で配信できます。
たとえばセグメント配信機能を活用すれば、取得した情報に応じて配信対象を絞り込み、求職者ごとに最適な情報を届けることが可能です。
LINE公式アカウントでも絞り込み配信は可能ですが、利用条件などに一定の制約があり、設定の自由度には限りがあります。
一方Lステップでは、複数条件を組み合わせた、より柔軟なメッセージの出し分けに対応しています。

手動での配信設定にかかる工数を抑えながら、必要な人に必要な情報を届ける仕組みを構築できるのが特徴です。
【応募〜面接前】カレンダー予約機能で日程調整を自動化
採用活動でよくある課題のひとつに、面接日程の調整にかかる手間があります。
担当者が他業務と並行して対応するケースも多く、工数が負担になりがちです。
Lステップのカレンダー予約機能では、求職者が空き時間を見ながら説明会や面接の予約をLINE上で進められます。

さらにカレンダー予約機能では、指定のタイミングでリマインドやメッセージを自動で送ることも可能です。
LINE公式アカウントでは、面接の日程調整やリマインドは手動対応になりますが、Lステップでは一連の流れを仕組み化できます。
【内定後】シナリオ配信で入社までを自動フォロー
内定者が決まっても、その後のフォローが手薄になると、不安感から辞退につながる可能性もあります。
とはいえ、手作業で継続的な情報発信や個別対応を行うのは、負担が大きくなりがちです。
Lステップのシナリオ配信機能では、指定したタイミングで複数のメッセージを順番に配信でき、入社までの継続的なフォローを自動化することが可能です。
【設定例】
- 内定通知翌日:お祝いメッセージ
- 3日後:入社手続きの案内
- 1週間後:先輩社員紹介動画

LINE公式アカウントにも同様の機能があるものの、開始条件や配信間隔に制約があり、柔軟な運用は難しくなります。
求職者の状況に合わせて必要な情報を自動で届けられ、工数削減も実現できるのがシナリオ配信の特徴です。
【分析】データをもとに採用活動の改善につなげる
Lステップでは、LINE公式アカウントでは難しい詳細なデータ分析が可能です。
その一例としてファネル分析機能では、友だち追加から説明会、選考、内定までのどのステップで離脱が多いか(歩留まり率)を可視化できます。
たとえば「説明会の参加数に対して書類選考への移行率が低い」場合、説明会後のフォローに改善の余地があると考えられます。

説明会後に「応募までの流れ」や「選考ステップ」をあらためて案内するなど、次の行動がイメージしやすい情報を追加することで、応募につながるケースもあります。
こうした分析を通じて、感覚に頼らずデータに基づいて採用活動を進められます。
まとめ
本記事では、採用活動におけるLINE公式アカウントの活用メリットや成功事例、注意点について解説しました。
単に連絡手段をLINEに変えるだけでなく、情報提供やフォローの仕組みを整えることで、採用活動の効率化や成果向上につながります。
自社の採用フローに合わせて活用方法を整理し、スムーズな採用活動に役立てていきましょう。





