- 電話では、保護者と連絡がとりにくい
- 時代に合わせて、紙の連絡帳からアプリに変更したい
そのように考えている学童保育の運営者は多いのではないでしょうか。
LINE公式アカウントを活用すれば、欠席・遅刻の連絡はもちろん、個別のやり取り・急な休所や災害時のお知らせなどもLINE上で行えます。保護者との連絡にかかる負担を軽減でき、子どもたちへの支援やサービスの充実にもつなげられるでしょう。
本記事では、学童保育にLINE公式アカウントを使うメリットや活用方法、導入時の注意点を紹介します。
保護者との連絡方法を見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
学童保育の連絡にLINEを使うメリット
これまで、学童保育と保護者の連絡には、主に紙の連絡帳が使われてきました。しかし、今はさまざまなICT(情報通信技術)ツールが登場し、利用が推進されています。
保護者との連絡に活用できるICTツールは数多くあるなか、学童保育にLINEをおすすめするのは、次のようなメリットがあるためです。
まずは、LINEと学童保育の相性が良い理由について理解を深めましょう。
保護者の多くがLINEを利用している
保護者の多くはすでにLINEを利用しているため、新たにアプリをインストールしてもらう手間がかかりません。
LINEは、日常的に使用している方の数が約1億人を超え、国民の約8割がユーザーとなっているツールです。
※2025年12月時点
保護者はLINEを使い慣れているため、操作方法を新たに覚える必要がなく、導入に抵抗感が少ないと考えられます。
施設側がICTツールを取り入れたくても、保護者の協力が得られなければスムーズには進みません。すでに利用しているLINEを選ぶことで、導入までのハードルを大きく下げられます。
メッセージをすぐに読んでもらいやすい
LINEは通知をONにしている方が多く、メッセージをすぐに読んでもらいやすいことも学童保育に導入をおすすめする理由の一つです。
弊社の調査でも、全体の85.4%の方がLINEの通知をONにしていると答えています。
休所や持ち物の追加など、学童保育からの連絡は当日中に保護者にお知らせしたい内容のことも多いでしょう。
急いで確認してほしい連絡は冒頭に【緊急!】といった記載をすると、プッシュ通知※で目を引き、よりメッセージを見てもらいやすくなります。
※スマートフォンのロック画面に自動でメッセージが表示される機能
時間を選ばず連絡できる
電話と比べ、時間を選ばず連絡しやすいこともLINEを活用するメリットです。
学童保育のスタッフは、保護者が仕事中で電話に出られない場合でも、メッセージで用件を伝えられます。一方、保護者も、学童保育の開所時間外でも、欠席やお迎え時間の変更などを送信可能です。
それぞれが都合の良いタイミングで内容を確認・返信できるため、電話のかけ直しにかかる負担を減らせます。
学童保育が保護者との連絡に使うならLINE公式アカウント
学童保育が保護者との連絡にLINEを使うなら、LINE公式アカウントが便利です。
LINE公式アカウントは事業者が顧客との連絡に利用できる、ビジネス向けのLINEアカウントです。学童保育に導入すると、友だち追加している保護者へお知らせを配信したり、個別にチャットしたりできます。
出典:LINE公式アカウント
スタッフ個人のLINEアカウントで保護者に連絡する必要がなく、業務時間外でのやり取りや、個人を標的にしたハラスメントを防ぎやすくなります。
友だち追加している保護者には、お互いのLINEアカウントが見えません。施設の知らないところで保護者同士がつながり、トラブルに発展するリスクを抑えられます。
LINE公式アカウントでは1つのアカウントに最大100人まで管理メンバーを追加できるので、問い合わせへの対応やお知らせの配信が分担可能です。
学童保育におけるLINE公式アカウント活用術5選
「学童保育がLINEを使うなら、LINE公式アカウントがおすすめ」と言われても、具体的な活用方法をすぐにイメージするのは難しいかもしれません。
ここからは、学童保育でLINE公式アカウントを使うアイデアとして、以下の5つを紹介します。
ご自身の施設で取り入れられそうな方法はないか、チェックしてみてください。
1. お便りを一斉配信する
これまでプリントで配布していた連絡事項や行事案内は、LINE公式アカウントを使えば一斉配信できます。LINE公式アカウントでは、テキストのほか、画像もメッセージで送れます。
学童保育は毎日利用するお子さんばかりではないため、紙のお便りでは、家庭によって連絡が伝わるタイミングが異なってしまうでしょう。
LINEで配信すれば、利用の有無にかかわらず同じタイミングで情報を届けられます。
2. 出欠連絡を24時間受け付ける
学童保育の欠席や遅刻・早退の連絡を、紙の連絡帳や電話で行っている施設は、LINE公式アカウントへの切り替えがおすすめです。
【個別チャットで出欠連絡を受け付ける例(管理画面)】
紙の連絡帳は、子どもが学童保育に来たときにしか内容を確認できません。急に欠席するときは、きょうだいやほかの子どもに連絡帳を預けるなどの対応が必要です。
電話は保護者と施設のタイミングが合わないと、スムーズに連絡できないこともあります。
LINEなら、前日の夜や当日の朝に急きょ欠席が決まったときでも、その時点で連絡が可能です。
利用予定の子どもが連絡なく来所しない場合は、事件や事故に巻き込まれた可能性も考えられ、早急な対応が必要となることもあります。
LINEを通じて、出欠の連絡を確実に受け取れる仕組みを作りましょう。
3. 保護者と個別にやり取りする
LINE公式アカウントでは、一斉配信だけでなく友だち※と1対1でチャットのやり取りが可能です。
※LINE公式アカウントを友だち追加しているユーザー
個別チャットの内容はほかの友だちに見えないため、プライバシーに配慮しながら日常的な連絡やお願いを伝えられます。
お子さん同士のトラブル・物の破損など、直接話したほうが良い場合も、電話をかけることをLINEで先に知らせておくとスムーズです。
内容に応じてLINEと電話を使い分け、保護者との信頼関係を築いてください。
4. 緊急の連絡を配信する
以下のような緊急の連絡も、LINE公式アカウントで配信すると、短時間で多くの家庭に届けられます。
- 大雨・台風による開所時間の変更
- 感染症にともなう臨時休所
- 災害発生時の児童の安否
ただし、LINE公式アカウントでは、誰がメッセージを見たかまでは確認できません。確実に見てほしい連絡は、確認後に「見ました」とメッセージを送ってもらうといった工夫が必要です。返事がない保護者には電話をするなど、別の方法での連絡を検討してください。
5. イベント参加やスポット利用の予約フォームを送る
イベントやスポット利用の予約フォームをLINE公式アカウントで送り、LINEで参加希望を確認する方法もあります。
【イベントの参加を確認する例】
【スポット利用の予約フォームを配信する例】
プリントのやり取りだと締め切りまでに学童保育の利用がない場合、申し込みが難しいかもしれません。LINEであれば、保護者は都合の良いタイミングで予約できます。
回答期限が近づいたらLINEで再度案内できるため、紙のお便りを渡して返事を待つよりも、返答をもらいやすくなるでしょう。
LINEスクール 連絡帳とは?学童保育でも使える?
学童保育へのLINE導入を考えるなかで、「LINEスクール 連絡帳」というサービスを知った方も多いのではないでしょうか。
LINEスクール 連絡帳は、LINE公式アカウントとエースチャイルド株式会社が提供する「つながる連絡」を組み合わせた、教育機関向けのシステムです。
出典:LINEスクール 連絡帳
LINEスクール 連絡帳でできること
LINEスクール 連絡帳には、次のような機能が備わっています。
- おたより配信
- 欠席・遅刻・早退連絡の受付
- 災害時の連絡・安否確認
- アンケートの実施
- 保護者との個別連絡
- 掲示板
- 学年やクラスなどに応じた配信
- 日程調整※
- 資料提出※
- 集金※
※は有料プランの機能(オプションを含む)
LINE公式アカウント単独との大きな違いは、出欠連絡の受付や掲示板など、教育機関に便利な機能があらかじめ用意されている点です。
フリープランの対象施設は限られている
LINEスクール 連絡帳は無料で使えるフリープランがありますが、「国公立の保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校およびそれに準ずる学校等教育機関」を対象としています。
学童保育がLINEスクール 連絡帳を導入したい場合は、料金を含めて問い合わせが必要です。また、教育機関と保護者間の連絡ツールであり、集客のための機能はありません。
小規模な学童保育施設や、利用者募集にも使いたいケースは、無料で誰でもアカウント開設でき、集客にも使いやすい通常のLINE公式アカウントが向いています。
学童保育でLINE公式アカウントを使うときの注意点
LINE公式アカウントは、お便りの配信や保護者との個別連絡に役立つ一方、単独で使用する際は、次のような注意点があります。
- 手作業での対応が多くなることもある
- 複数人で対応するときに対応漏れが起こりやすい
- すべてのメッセージを全員に配信するとコストが増える
1対1のチャットで受け付けた出欠連絡や予約の管理などは、スタッフが手作業で行わなくてはならず、友だちが多いと作業負担が増しやすいという課題があります。
管理メンバーが複数いるために自分の担当範囲がわかりにくくなると、対応の重複や、逆に抜けが出てしまうことも考えられるでしょう。
また、LINE公式アカウントは、配信するメッセージが増えるほど費用がかかります。必要な情報を、対象となる方へ適切に届けられる仕組みづくりが大切です。
学童保育がLINE公式アカウントを便利に使うならLステップ
学童保育がLINEを活用するうえで、運用上の負担を減らしたいなら、Lステップを導入するという選択肢があります。
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張し、単独では難しいことを実現できるツールです。
無料で使えるフリープランが用意されているので、「まずは使い勝手を確かめたい」という場合も手軽に試せます。
ここからは、LINE公式アカウントにLステップを連携するとできることについて解説します。
「LINEを活用したいけれど、子どもの対応に追われて時間がない」とお悩みの事業所は、ぜひ参考にしてください。
学年や利用日別でメッセージを出し分けしやすい
Lステップを使うことで、保護者それぞれに合ったメッセージの出し分けがしやすくなります。
Lステップには、タグという友だちを分類・管理するためのラベルのような機能があります。保護者に「1年生」「〇〇小学校」「スポット利用」といったタグを付け、それに当てはまる方のみにメッセージを配信可能です。
必要な方にだけメッセージを配信するので、配信コストの削減も期待できるでしょう。
保護者にとっても、自分の子どもに関係のあるメッセージのみが届くようになるので、お知らせの内容を把握しやすくなります。
スポット利用の予約をLINEで受け付けられる
スポット利用を受け付けている学童保育は、Lステップのカレンダー予約を使えばLINE上で予約してもらえます。
カレンダー予約では、保護者が空いている日時を選び、必要事項を入力するだけで予約が完了します。空き状況を電話で問い合わせる必要がなく、保護者にとっても予約までの流れがスムーズです。
予約時に保護者が入力した児童の氏名や連絡先といった内容は自動でLステップ上に保存され、管理画面で確認できます。
予約と同時に、持ってくるものや注意事項を記載したメッセージを自動で配信するように設定しておけば、問い合わせ対応の負担軽減も期待できます。
利用形態によって異なるリッチメニューを表示しやすい
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に表示される案内メニューです。Lステップは、保護者の利用状況に合わせて異なるリッチメニューを表示しやすいことが特徴です。
【利用前の保護者用リッチメニュー例】
【スポット利用の保護者用リッチメニュー例】
【定期利用の保護者用リッチメニュー例】
リッチメニューのボタンをタップすると、メッセージが自動配信されたり、サイトに遷移したりといった動作を設定できます。さらに、利用を検討している保護者が予約をしたタイミングで、利用者向けのメニューに自動で変更する、といった設定も簡単です。
それぞれに合ったメニューにすることで、保護者はLINE公式アカウントをもっと便利に使えます。
LINE上でアンケートができる
Lステップの回答フォームを使えば、LINE上で答えられるアンケートを作成できます。利用児童の状況に変更がないか確認したり、保護者の意見を聞いたりする際に活用すると良いでしょう。
アンケートの回答内容は、タグや友だち情報欄を使って自動で保存する設定ができ、その後のメッセージ配信に活用可能です。
回答結果はCSVファイルでダウンロードできるほか、Googleスプレッドシートと連携すれば、回答があるたびに自動で反映させられます。
手動で結果を集計する必要がなく、今後のLINE運用に活かせる点は、Lステップの回答フォームでアンケートをする大きなメリットです。
スタッフごとに対応する児童を分けられる
Lステップのオペレーター機能を使えば、保護者との個別連絡を、学童保育の担当スタッフで分担しやすくなります。
オペレーターとは、個別トークとカレンダー予約のみを操作できる権限です。任せる業務の範囲は、オペレーターごとに管理者が細かく設定できます。
オペレーターの画面には、担当する児童の保護者の情報だけを表示させられるので、メッセージ確認の負担が軽減できるでしょう。
担当外の家庭とのやり取りを不必要に閲覧しないことにもつながり、個人情報の適切な管理にも役立ちます。
プロプラン以上であれば、メッセージ送信者のアイコンの切り替え・変更が可能です。一斉配信ではアカウントのプロフィール画像、個別トークは担当の先生のアイコンを表示すると、より担当者の顔が見える、温かみのあるやり取りを演出できます。
複数の事業所を1つのアカウントで管理できる
複数の学童保育を運営している場合、LINE公式アカウントを事業所ごとに開設するのも1つの方法です。しかし、共通するお知らせでもそれぞれに配信しなければならないなど、手間がかかります。
Lステップは、複数の事業所があっても、以下のように1つのアカウントのみで管理しやすい工夫ができます。
- 共通するお知らせは全員に配信する
- 事業所で異なるメッセージを出し分ける
- 利用する事業所別にリッチメニューを出し分ける
引っ越しなどで、子どもが系列の別事業所を利用する場合でも、保護者は同じLINE公式アカウントを継続して使い続けられる点もメリットです。
LINEを活用して学童保育の運営負担を軽減
学童保育にLINE公式アカウントを取り入れれば、出欠連絡の受付やお便りの配信、保護者との個別のやり取りを行いやすくなります。
電話がつながる時間を待ったり、利用日によってお便りを渡すタイミングを考えたりする負担も減らせるでしょう。
一方、利用する家庭が増えると、予約や配信先の管理に手間がかかる場合もあります。必要に応じてLステップを活用し、職員が児童の対応に集中できる環境を作ってください。
Lステップを詳しく理解したい方
無料 オンライン説明会に参加するLステップを使ってみたい方
無料 トライアルに申し込む監修者
高橋 直也
ソーシャルデータバンク株式会社
執行役員 顧客統括
元システムエンジニアであり、技術者とマーケッターの間の調整役として重要な役割を果たす。2018年に株式会社Maneqlに入社し、創業メンバーとしてLステップのマーケティングとカスタマーサクセスを支え、年商30億円の達成に貢献。常務取締役員として経営全般を担い、400を超える代理店の運営や新システムの開発を主導。現在、LINE公式アカウントを用いたマーケティングとコンサルティングに注力。豊富な経験と専門知識を活かし、Lステップ事業の新たなマーケティング戦略を強化中。
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