Google広告のLINEメッセージアセットとは?仕組みや活用するメリット、設定方法を解説

Google広告のLINEメッセージアセットとは?仕組みや活用するメリット、設定方法を解説

LINEメッセージアセットは、Google広告にLINEへの導線を追加し、LINE公式アカウントの友だち追加画面やトーク画面へ直接誘導できる機能です。

 

Webサイトへの導線に加えて、LINEで問い合わせや相談をする選択肢を提示できるため、検索行動を起こしたユーザーとの接点を増やせます。

 

また、Webサイトを経由しない分、LINEで相談したいユーザーの導線を短縮できる点もメリットです。

 

本記事では、LINEメッセージアセットの仕組みやメリット、設定の流れに加え、LINEマーケティングツール「Lステップ」と組み合わせて活用する方法を解説します。

LINEメッセージアセットとは

LINEメッセージアセットとは、Google広告にメッセージ用のボタンを追加し、広告を見たユーザーをLINE公式アカウントへ誘導できる機能です。

 

Google検索広告に表示されるLINEのアセットとメッセージボタンの例

 

Webサイトだけでなく、LINEで商品やサービスについて問い合わせ・相談できる選択肢を検索結果上に用意できます。

 

名称に「LINE」と付いていますが、LINE広告の機能ではありません。Google広告の「メッセージアセット」で接続先にLINEを設定することで利用できます。

Google広告からLINEへ直接誘導できる機能

ユーザーが広告のメッセージアセットをタップすると、LINEアプリが起動し、LINE公式アカウントの友だち追加画面またはトーク画面へ移動します。

 

まだ友だち追加していないユーザーには追加画面が表示され、すでに友だちの場合はトーク画面が開く仕組みです。

 

Webサイトや問い合わせフォームを経由せずLINEへ移動できるため、「商品について質問したい」「予約の空き状況を確認したい」といったユーザーの導線を短縮できます。

 

検索行動を起こしているユーザーに対し、Webサイトの閲覧とは別の接点を提示できるのが特徴です。

 

なお、LINEへ移動しただけで会話が始まるわけではありません。ユーザーがLINE上で「開始メッセージ」を送信することでやり取りが始まります。詳しい流れや計測の仕組みは、次の見出しで解説します。

広告見出しとメッセージアセットでは遷移先が異なる

LINEメッセージアセットを設定しても、広告の遷移先がすべてLINEに変わるわけではありません。

 

広告見出しをクリックした場合は従来どおりWebサイトへ、メッセージ用のボタンをタップした場合はLINE公式アカウントへ移動します。

 

広告見出しはWebサイトへ、メッセージアセットはLINE公式アカウントへ移動する仕組み

 

ユーザーは目的や状況に合わせて、利用しやすい方法を選択できます。

利用できるキャンペーン・デバイス

LINEメッセージアセットを利用できるのは、Google検索結果に広告を配信する「検索キャンペーン」と、Googleのさまざまな広告枠へ自動で配信する「P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーン」です。

 

LINEへの導線は、AndroidやiOSなどのモバイル端末に表示されます。

 

利用するには、Google広告アカウントと、接続先となるLINE公式アカウントが必要です。※個人のLINEアカウントは設定できません。

 

また、設定すれば必ず表示されるわけではなく、Google広告側の判断やポリシー、業種などによって表示・利用できない場合があります。自社で利用できるかどうかは、Google広告の管理画面と最新の公式ヘルプで確認しましょう。

LINEメッセージアセットの仕組みと計測できること

LINEメッセージアセットでは、広告からLINEへ移動したユーザーが最初のメッセージを送った段階を「会話の開始」として計測できます。

 

ただし、友だち追加しただけでは「会話の開始」には含まれず、その後の予約や購入、契約まで自動で把握できるわけでもありません。

 

まずは、広告が表示されてからLINE上で会話が始まるまでの流れと、Google広告で計測できる範囲を確認しましょう。

ユーザーがLINEで会話を始めるまでの流れ

LINEメッセージアセットを経由して会話が始まるまでの流れは次のとおりです。

 

  1. ユーザーがGoogleで商品やサービスを検索する
  2. 検索結果に表示された広告のメッセージアセットをタップする
  3. LINE公式アカウントの友だち追加画面またはトーク画面が開く
  4. 企業があらかじめ設定した「開始メッセージ」が入力された状態になる
  5. ユーザーが開始メッセージを確認して送信する
  6. Google広告で「会話の開始」が計測される
  7. LINE上でコミュニケーションをとり、問い合わせや予約などにつなげる

Google検索からLINEで開始メッセージを送信し、企業が案内するまでの流れ

 

メッセージアセットをタップするだけでなく、ユーザー自身が開始メッセージを送信することで、LINE上の会話が始まります。

「開始メッセージ」は企業から送るあいさつではない

開始メッセージとは、ユーザーから企業へ最初に送信する文章です。企業が設定した文面がトーク画面にあらかじめ入力され、ユーザーが内容を確認したうえで送信します。

 

例えば「〇〇について詳しく知りたい」「予約の空き状況を確認したいです」といった文面を設定できます。

 

問い合わせ内容をある程度そろえられるため、企業側もユーザーの目的を把握して対応しやすくなります。

 

なお開始メッセージは、友だち追加後に企業から自動配信される「あいさつメッセージ」とは別のものです。「開始メッセージ」はユーザーから企業へ、「あいさつメッセージ」は企業からユーザーへ送られます。

Google広告で計測できる「会話の開始」

Google広告では、ユーザーが開始メッセージを送信し、企業とのやり取りを始めたことを「会話の開始」として扱います。

 

広告からLINEへ移動しただけではなく、実際にメッセージを送ったユーザーを確認するための指標です。友だち追加数や問い合わせ件数、予約・購入数を示すものではありません。

 

あくまでも、メッセージアセットをきっかけに、LINE上で会話が始まったことを把握するためのコンバージョンとして捉えましょう。

友だち追加だけでメッセージを送らなかった場合は計測されない

ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加しても、開始メッセージを送らなければ「会話の開始」には計測されません。

 

友だち追加のみの場合と開始メッセージを送信した場合の会話開始計測の違い

 

そのため「会話の開始数」と「メッセージアセット経由の友だち追加数」は同じではありません。

 

例えば、友だち追加画面まで進んだものの追加せずに離れたユーザーや、追加後にメッセージを送らなかったユーザーは、「会話の開始」の対象外です。

 

広告の成果を確認するときは、友だち追加と会話開始を分けて考える必要があります。

予約・購入・契約などのCVは別途計測する必要がある

Google広告で確認できる「会話の開始」だけでは、その後にユーザーが予約や購入、契約へ進んだかまではわかりません。

 

最終的な成果まで把握するには、LINE内や顧客管理システム上の行動を別のコンバージョンとして記録する必要があります。

 

Lステップのような拡張ツールを活用すれば、LINE上で計測した予約・購入・契約などの成果を、オフラインコンバージョンとしてGoogle広告へ返すことが可能です。

LINEメッセージアセットを活用するメリット

LINEメッセージアセットのメリットは、Googleで商品やサービスを検索しているユーザーに、WebサイトだけでなくLINEで問い合わせ・相談できる選択肢を提示できることです。

 

Webサイトを経由せずLINEへ誘導できるため、LINEを利用したいユーザーの導線を短縮できます。

 

また、LINEで接点を持つことで、その場で申し込みや購入に至らなかったユーザーにも、後から商品・サービスの情報を届けられます。

 

広告のクリックだけで接点が途切れず、検討に必要な情報を案内しながら、予約や相談、購入などの次の行動につなげられる点もメリットです。

 

ただし、LINEへ誘導するだけで成果につながるとは限りません。友だち追加後にどのような情報を届け、問い合わせや予約へつなげるかまで設計することが重要です。

LINEメッセージアセットの設定の流れ

LINEメッセージアセットは、以下4つの順に設定します。

 

 

ここでは、導入から配信開始までの大まかな流れを解説します。

①利用条件の確認

まず、Google広告アカウントと、誘導先となるLINE公式アカウントを用意します。個人のLINEアカウントでは利用できません。

 

次にGoogle広告の管理画面で、対象となる検索キャンペーン、またはP-MAXキャンペーンを確認します。メッセージアセットの作成画面にLINEの選択肢が表示されるかも確認しましょう。

 

Google広告のポリシーや業種、アカウントの状態などによっては利用できない場合があります。

②アセットの追加

利用条件を確認したら、Google広告の管理画面からメッセージアセットを追加します。

 

 

新しいキャンペーンを作成するときだけでなく、既存の検索キャンペーンやP-MAXキャンペーンに追加することも可能です。

 

メッセージプラットフォームの選択画面でLINEを指定し、ユーザーの誘導先となるLINE公式アカウントを設定します。

③開始メッセージとコンバージョン目標の設定

続いて、ユーザーがLINE公式アカウントへ最初に送信する「開始メッセージ」を設定します。

 

例えば、「サービスについて詳しく知りたいです」「予約の空き状況を確認したいです」など、問い合わせの目的が企業側に伝わる文面にします。

 

開始メッセージは、ユーザーが内容を確認して送信する文章です。長すぎる文面は避け、ユーザーがそのまま送りやすい簡潔な内容にしましょう。

 

 

あわせて、「会話の開始」に相当するコンバージョン目標を確認します。会話開始をGoogle広告の入札や配信の最適化に利用する場合は、既存のコンバージョン設定への影響も含めて、広告運用担当者と目標の扱いを確認してください。

④動作確認

設定後は、配信を始める前にモバイル端末で動作を確認します。広告のメッセージ用ボタンから、LINE公式アカウントの友だち追加画面またはトーク画面へ正しく移動できるかを確認しましょう。

 

そのうえで、設定した開始メッセージがトーク画面に表示され、問題なく送信できるかを確認します。

 

企業側でメッセージを受信できることや、送信後の案内、Google広告上の計測も確認できれば、配信開始後のトラブルを防ぎやすくなります。

 

※Google広告の画面や設定項目は変更される可能性があります。設定時は、最新のGoogle広告ヘルプもご確認ください。

LINEメッセージアセットを活用する際のポイント

LINEメッセージアセットを成果につなげる3つのポイントを解説します。

 

 

ひとつずつみていきましょう。

LINEへ誘導した後の導線まで設計する

LINEへ誘導するだけでは、問い合わせや購入にはつながりません。開始メッセージを受信した後に、どのような案内を送り、次の行動を促すかまで決めておきましょう。

 

アンケートや診断、資料請求、予約、個別相談など、ユーザーが迷わず進める導線を用意することが重要です。

友だち数だけでなく最終成果を確認する

友だち追加数や「会話の開始」だけで広告効果を判断せず、問い合わせ、見積もり、予約、購入、契約などの最終成果まで確認しましょう。

 

「LINE上で接点を持てたか」と「事業上の成果につながったか」を分けて見ることで、改善すべき箇所を判断しやすくなります。

一定期間データを蓄積して改善する

配信開始直後の少ないデータだけで良し悪しを判断せず、一定期間運用しながら成果を確認しましょう。

 

キーワードやCTA、開始メッセージ、LINE内の導線ごとに結果を比較し、「会話の開始」から最終成果へ進んだ割合を見ながら改善を重ねることが大切です。

友だち追加後の顧客育成と広告運用を強化するなら「Lステップ」

LINEメッセージアセットで作れるのは、検索ユーザーとLINEで接点を持つきっかけです。

 

その後の予約や購入につなげるには、友だちの状況に応じて情報を届け、成果を計測する仕組みが必要になります。

 

そこで役立つのが、LINE公式アカウントの機能を拡張できるLINEマーケティングツールの「Lステップ」です。

 

Lステップを活用すれば、友だちの属性や行動に応じた配信や予約・購入などの成果計測が可能になります。また、広告連携機能を利用すると、LINE内や店舗などで発生した成果をGoogle広告へ返せるので、広告配信の最適化に活用できます。

 

LINEへの集客から顧客育成、成果計測、広告改善までを一連の流れとして設計したい方には、Lステップがおすすめです。

まとめ

LINEメッセージアセットは、Google広告にLINEへの導線を追加し、検索ユーザーをLINE公式アカウントの友だち追加画面やトーク画面へ誘導できる機能です。

 

Google広告で計測できる「会話の開始」は、友だち追加そのものではなく、ユーザーが開始メッセージを送信したことを示します。その後の予約や購入、契約まで把握するには、LINEへ誘導した後の施策と成果計測も設計することが重要です。

 

Lステップの開発企業であるソーシャルデータバンク株式会社は、Googleが提供する「メッセージ アセット キャンペーンパートナー」の認定を取得しています。

 

Google広告からLINEへの集客を検討している方は、LINEへ誘導するまでの導線だけでなく、Lステップを活用して友だち追加後の顧客育成や成果計測まで含めて設計しましょう。

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監修者

高橋 直也

高橋 直也

ソーシャルデータバンク株式会社
執行役員 顧客統括

元システムエンジニアであり、技術者とマーケッターの間の調整役として重要な役割を果たす。2018年に株式会社Maneqlに入社し、創業メンバーとしてLステップのマーケティングとカスタマーサクセスを支え、年商30億円の達成に貢献。常務取締役員として経営全般を担い、400を超える代理店の運営や新システムの開発を主導。現在、LINE公式アカウントを用いたマーケティングとコンサルティングに注力。豊富な経験と専門知識を活かし、Lステップ事業の新たなマーケティング戦略を強化中。