

- 広告にお金をかけても新規の予約が増えない
- リピート率を上げる方法は?
- 電話やLINEの対応が追いつかない
そんな悩みを抱える整体院・接骨院の先生は多いのではないでしょうか。
実際、ホットペッパーなどの掲載費は年々上昇し、個人院にとって大きな負担になっています。さらに競合が増える中で、“技術だけで選ばれる時代”は終わりつつあります。
そこで今回は、整体院・接骨院がLINE公式アカウントを活用して、集客・予約・リピートを効率化する方法を詳しく解説します。全世代の約9割が利用するLINEを活用すれば、広告費を抑えながらリピーターを育てる仕組みづくりが可能です。
また、予約や顧客管理を自動化できるLINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
整体院・接骨院が抱える集客の課題は?
整体院・接骨院の数が増え続ける今、集客を成功させるには「自院が抱える課題」を正確に把握することが欠かせません。まずは集客が伸び悩む要因を整理し、改善の方向性を見つけましょう。
ここでは以下の3つの課題を紹介します。
- 競争の激化により新規顧客の獲得が難しい
- 施術後の顧客フォローができていない
- 掲載費や広告費が高い
競争の激化により新規顧客の獲得が難しい
整体院や接骨院を含むマッサージ業界では、競争が年々激しくなり、各院が集客に頭を悩ませています。
東京商工リサーチの調査によると、2025年上半期のマッサージ業倒産件数は55件と過去最多を更新しました。

出典:東京商工リサーチ「マッサージ業の倒産 上半期(1-6月)推移」
整体院や接骨院は開業しやすい反面、集客に苦戦し経営が続かないケースも増えています。多くの院がポータルサイトやチラシなどで集客を試みていますが、掲載内容が似通っており「どこも同じ」に見えがちです。
その結果、価格や立地など条件面で選ばれる傾向が強まり、院の魅力や人柄が伝わりにくくなっています。新規顧客を獲得するには、他院との差別化と信頼を得る工夫が欠かせません。
施術後の顧客フォローができていない
来院後フォローが不十分だと、リピート率の低下につながります。とくに、施術後の対応が遅れると、お客さまの不安を生む原因になりやすいです。
たとえば、腰痛のお客さまは一時的に痛みやだるさが出る「好転反応」が起こる場合があります。説明やフォローが不足していると、「悪化したのでは?」と心配になり、リピートにつながらないかもしれません。
こうした不安を防ぐには、来院後も気軽に連絡を取り合える環境を整えることが大切です。なかでも、多くの人が日常的に使うLINEを活用すれば、施術後も継続的にサポートできます。
掲載費や広告費が高い
ホットペッパーをはじめとするポータルサイトの広告掲載費は高騰傾向にあり、小規模な整体院や接骨院にとって大きな負担です。
数十万円の掲載料を毎月支払っても、予約が数件しか入らないケースもあります。費用をかけても安定した集客につながらず、広告の掲載をやめると問い合わせが減るケースも見られます。
こうした状況を脱するには、広告に頼らずお客さまとつながり続ける仕組みが必要です。
整体院・接骨院のLINE活用が効果的な理由
LINEは、人々のライフスタイルの一部として日々使われているSNSです。弊社の調査では、約8割もの人がLINEを「ほぼ毎日」利用しており、InstagramやXなどの利用率を大きく上回っています。

また、LINEヤフー社による「スマホユーザーの年齢比較」を見ると、20代から60代以上まで利用者が分布しており、若年層だけでなく高齢層の利用も多いのが特徴です。

出典:LINEヤフー 媒体資料
このように、LINEにおける利用者の多さと幅広い年代への浸透は、他のSNSにはない強みです。整体院や接骨院にとって、LINEは顧客とつながりやすい非常に効果的なツールといえるでしょう。
整体院・接骨院がLINEで集客をするメリット3つ
整体院や接骨院が抱える集客の悩みは、新規顧客の獲得の難しさや、広告費の高騰などさまざまです。 このような課題も、LINE公式アカウントをうまく使えば「認知」「信頼」「リピート」を一気に強化できます。
ここでは、整体院・接骨院におけるLINE活用のメリットをご紹介します。
- QRコードの活用で潜在顧客にリーチできる
- 個別フォローで信頼関係が築ける
- クーポンの活用で宣伝費を抑えられる
1. QRコードの活用で潜在顧客にリーチできる
LINE公式アカウントでは、友だち追加用のQRコードを簡単に発行できます。このQRコードを活用すれば、SNS閲覧者や通りすがりの人など“院に興味を持ち始めた潜在層”にもアプローチしやすいです。
スマホで読み取るだけなので面倒な手続きがなく、友だち追加のハードルが下がります。
たとえば、以下のような媒体にQRコードを掲載すると効果的です。
- チラシ
- 店舗ポスター
- SNS投稿
- ホームページ
- ブログ
- フリーペーパー
オンラインとオフラインの両方で活用することで、これまで接点を持てなかった層にも自然にリーチできます。
LINE公式アカウントのQRコードをきっかけに、潜在顧客とのつながりを広げ、来院へと自然につなげましょう。
2. 個別フォローで信頼関係が築ける
LINE公式アカウントの「個別メッセージ」とは、友だちと1対1でやり取りできるチャット機能のことです。
この機能を活用すれば、お客さま一人ひとりに寄り添った細やかなフォローが可能です。
たとえば、施術翌日に「体の調子はいかがですか?」と送るだけでも、お客さまは気にかけてもらえていると実感し、嬉しくなるでしょう。
このように、継続的なコミュニケーションを通じて、技術以上に“人として信頼される院”を目指せます。「またこの先生にお願いしたい」と思ってもらえる関係性を築ける点こそ、LINE活用の強みです。
3. クーポンの活用で宣伝費を抑えられる
整体院・接骨院では、ホットペッパーなどの広告に思った以上の費用がかかり、続けるのが難しいという声も少なくありません。
その点、LINE公式アカウントのクーポンは無料で作成でき、必要なときにすぐ配信可能です。自院のSNSやホームページでの掲載をはじめ、来院時に直接お客さまに案内するのもひとつの手です。
たとえば、施術後に「LINEに友だち追加すると次回使えるクーポンの特典があります」と声をかけるだけでも、自然な流れで再来院につなげられます。

広告に頼らず、身近なLINEを通じてお客さまにお得な情報を届けることで、コストをかけずに安定した集客を目指せます。
整体院・接骨院のLINE公式アカウント活用方法
LINE公式アカウントを使えば、整体院・接骨院の新規集客から予約・店舗管理・リピート促進までを効率化できます。
ここでは、以下の3つのフェーズにわけて活用法を紹介します。
- 新規顧客の獲得
- 予約管理・店舗運営
- 顧客フォロー・リピート促進
新規顧客の獲得
整体院や接骨院で新しいお客さまを増やすには、「知ってもらう仕組み」を整えることが大切です。ここでは、新規顧客を獲得するための3つの方法を紹介します。
QRコード×クーポンで友だち追加を促す
LINE公式アカウントでは、QRコードを読み取るだけで簡単に友だち追加ができます。そこに「来院時に使えるクーポン」を組み合わせると、追加のきっかけをつくりやすくなります。
整体院・接骨院向けのQRコード×クーポン施策例は、以下を参考にしてください。
- SNSのプロフィールにQRコードのリンクを掲載→初回施術10%OFF
- 待合室にQRコード入りポスターを設置 →無料ストレッチ体験
- 会計時にQRコードスタンドを案内 →次回使える500円OFF

「LINEで友だちになれば特典がもらえる」といった明確なメリットを打ち出せば、友だちの追加率が大幅にアップします。
さらに、期間限定や先着特典など“限定性”を加えると、「今のうちに登録しよう」という心理が働き、友だち追加のアクションを後押しできます。
友だち紹介クーポンで口コミを増やす
LINE公式アカウントの「友だち紹介クーポン」は、既存のお客さまが知人を紹介すると、紹介した人と紹介された人の両方に特典が届く仕組みです。
「友だちを紹介すると、紹介した人とされた人の両方が1,000円OFF」といった形で設定しておけば、友だち追加のタイミングで2人に自動でクーポンが届きます。

信頼できる人からの紹介は来院のきっかけになりやすく、「あの院が良かったよ」と自然に口コミが広がるのがポイント。
集客を広げたい整体院・接骨院にとって、新規来院と口コミ拡大を同時に叶えられる効果的な方法です。
予約管理・店舗運営
整体院や接骨院では、予約対応や問い合わせなど、日々の業務で手いっぱいになりやすいものです。 ここでは、LINE公式アカウントを使って業務を効率化し、スムーズな店舗運営を行う方法を解説します。
リッチメニューで予約を受け付ける
「リッチメニュー」とは、LINEのトーク画面下に大きく表示されるボタンメニューのことです。 お客さまがワンタップで「予約」「クーポン」「アクセス」などを選べるため、直感的に使えます。
整体院や接骨院の予約対応を効率化するには、このリッチメニューに予約ボタンを設置するのがおすすめです。
たとえば、リッチメニュー上に予約ボタンを設け、Googleフォームなどの外部の予約ページに遷移させる方法です。

「営業時間中に電話が取れない」「予約漏れが心配」という悩みを解消し、スムーズな運営につながります。
さらに、LINE公式アカウントの拡張ツール・Lステップを使えば、LINE上で予約の受け付けやキャンセル・変更対応を自動化できます。スタッフの対応時間を減らしながら、予約の取りこぼしを防げる点が大きな魅力です。
自動応答で営業時間やアクセスを案内する
「自動応答メッセージ」とは、お客さまから届いたメッセージに対して、あらかじめ設定しておいた内容を自動で返信できる機能です。
営業時間や予約方法などの基本情報を案内すれば、問い合わせ対応の負担を大きく減らせます。
たとえば、以下のようなキーワードを設定することが可能です。
- 予約 →下のメニュー「予約する」ボタンから空き状況をご確認ください。
- 定休日 → 定休日は水曜日です。営業時間は、10:00~20:00です。
- 駐車場 → 店舗前に2台分あります。(近隣にコインパーキングもあり)

お客さまのメッセージに特定のキーワードが含まれていれば、自動で設定していたメッセージが配信されます。
スタッフが対応できない時間帯でも即座に返信が行えるため、問い合わせを逃さず、利用者に安心感を与えられます。
一斉配信でお休みやキャンペーンをお知らせする
「一斉配信」とは、登録しているすべての友だちに同じメッセージを一度に送れる機能です。
自院の臨時休業やキャンペーン情報などをお知らせすれば、来院機会を逃さずお客さまに最新情報を届けられます。
友だち一人ひとりに個別で連絡する必要がなく、一度の操作で全員にまとめて伝えられるのがメリットです。
たとえば、次のような内容を配信すると効果的です。
- 「○日〜○日は夏季休暇をいただきます」
- 「今週末限定で整体コース10%OFF」
- 「LINE限定!雨の日クーポンを配布中」

配信の頻度を週1回程度に絞り、内容を厳選すればブロック率を抑えられます。お客さまにとって価値のある情報を定期的に届けることで、関係を長く維持しやすくなります。
顧客フォロー・リピート促進
整体院や接骨院では、一度来院したお客さまとの関係をどう維持するかがリピート率を左右します。ここでは、LINEを活用して信頼関係を深め、再来院につなげる3つの方法を紹介します。
ステップ配信で役立つ情報を配信する
LINE公式アカウントのステップ配信とは、友だち追加のタイミングから自動で順番にメッセージを届ける仕組みです。
ステップ配信を活用すれば、施術方針やホームケアのアドバイスなどを、適切なタイミングで届けられます。

たとえば、次のような内容を段階的に配信すると効果的です。
- 1日後: 初回来院前に知っておきたいQ&A
- 3日後: 自宅でできる簡単ストレッチ動画
- 7日後: 正しい姿勢を保つための生活アドバイス
段階的に有益な情報を届けることで、「この院は信頼できる」と感じてもらいやすくなります。一度設定すれば自動で配信されるため、スタッフの負担を増やさずに継続的なフォローが実現します。
ただし、配信開始のタイミングや時間の指定などに関しては制限があるため、より自由度の高い配信をするにはLINE公式アカウントの拡張ツール・Lステップの利用がおすすめです。
個別メッセージでリマインド・フォローアップをする
LINE公式アカウントの個別メッセージを活用すれば、予約忘れの防止や施術後のフォローがスムーズに進みます。
手動で配信する手間はかかりますが、一人ひとりに合わせた声かけができる点は大きな強みです。

昨日はご来院ありがとうございました。気になる箇所などがあればお気軽にメッセージくださいね。
と送るだけでも、お客さまは気にかけてもらえていると感じ、安心感を持てます。

こうした丁寧なメッセージを継続して配信すれば、無断キャンセルを防ぎ、再来院率を自然に高められます。
リサーチ機能で体の悩みや来院目的を把握する
「リサーチ機能」とは、LINE上で簡単にアンケートを作成・集計できる機能のことです。 この機能を活用すれば、お客さまの悩みや来院目的を把握しやすくなります。
たとえば、次のような質問をアンケートで聞くと効果的です。
- 主な悩みは?(肩こり/腰痛/姿勢矯正 など)
- 通院の目的は?(メンテナンス/痛みの改善/リラクゼーション など)
- 希望する施術ペースは?(週1回/月2回/月1回)

このようにデータを蓄積すれば、「メンテナンスで通院する人が多いので、定期ケアの重要性を伝える配信を増やそう」といった内容調整が行えます。
回答者ごとの情報は取得できませんが、全体の傾向を把握することで、より効果的な情報発信やサービス改善につながります。
整体院・接骨院のLINE活用の注意点
LINE公式アカウントは手軽に導入できる一方で、運用面にはいくつかの注意点があります。とくに整体院や接骨院のようにスタッフ数が限られる業態では、対応の手間やデータ管理に課題が生じやすいです。
ここでは、次の3つの注意点を紹介します。
- 予約・フォローが手動対応になる
- 顧客情報の取得が難しい
- 条件を細かく絞り込んだ配信ができない
予約・フォローが手動対応になる
LINE公式アカウントでは、予約や施術後のフォローまでを自動化する機能がありません。そのため、メッセージ対応は基本的にスタッフの手動でのやりとりが必要です。
とくに「1人で運営している」「スタッフが不足している」整体院や接骨院の場合、返信漏れや対応遅れが起きやすくなります。
たとえば、施術中に「今から行っても大丈夫ですか?」という問い合わせが来ても、すぐに返信できないケースが多いものです。
返信が遅れると予約のチャンスを逃すほか、「連絡がつきにくい」と感じたお客さまが他院へ流れてしまう可能性もあります。
こうした課題を防ぐには、Lステップのような拡張ツールで予約や顧客フォローを仕組み化するのがおすすめです。限られた時間の中でも丁寧な対応を維持する工夫が求められます。
顧客情報の取得が難しい
LINE公式アカウントでは、クーポンの配布やアンケートを実施しても、「誰が回答したのか」「どのクーポンを使ったのか」といった個別の情報までは取得できません。
そのため、顧客データとして次の施策に活かしにくいのが弱点といえるでしょう。
たとえば、「腰痛改善キャンペーンのクーポン利用率が多い」といった全体の傾向は把握できても、個人単位での分析は難しいのが現状です。
解決策としては、拡張ツールと連携し、顧客情報を保存してデータを整理するのが効果的です。
こうした仕組みを整えることで、

再来院が多い人には定期ケアの案内を送る

初回来院者にはフォローメッセージを配信する
など、顧客の状態に合わせたアプローチが可能になります。結果として、満足度の向上やリピート率アップにもつながります。
条件を細かく絞り込んだ配信ができない
LINE公式アカウントには配信対象を分けられる「絞り込み配信」という機能があります。
ただし、大まかな分類のみにとどまる「みなし属性」をもとにしているため、一人ひとりの痛みや施術内容に合わせた配信はできません。
みなし属性とは、年代や性別など、LINE上の行動履歴から推測された情報であり、必ずしも正確なデータとは限らないのが実情です。
たとえば「30代女性限定の施術割引キャンペーン」を配信しても、関係のないユーザーにも届きやすく、ブロックやクリック率が下がる原因になります。
とくに整体院や接骨院では、腰痛・産後ケアなど、悩みが人によって異なるため、一律のメッセージでは響きにくい傾向があります。
こうした課題を解消するには、顧客情報を正確に取得できる拡張ツールで、条件を細かく絞って内容を最適化することが大切です。
整体院・接骨院の予約・顧客管理には【Lステップ】
Lステップとは、LINE公式アカウントの機能を拡張できるMA(マーケティング・オートメーション)ツールです。
整体院・接骨院の新規顧客の獲得をはじめ、予約やフォローまでLINE上で一貫して行えるので、運営の効率化に役立ちます。
無料プランから使えるため、1人整体師や柔道整復師の方をはじめ、小規模な院でもお試し感覚で導入しやすいのが魅力です。
ここでは、整体院・接骨院におすすめのLステップ活用方法をご紹介します。
- カレンダー予約:予約管理を自動化する
- 回答フォーム:アンケートで顧客情報を保存する
- セグメント配信:症状や悩みに合わせたメッセージを配信する
カレンダー予約:予約管理を自動化する
Lステップの「カレンダー予約」とは、LINE上で予約の受付からリマインド、キャンセル対応までを自動化できる機能です。この機能を使えば、整体院や接骨院の予約管理を効率化し、スタッフの作業負担を大幅に減らせます。
LINE公式アカウント単体では、予約の受付やキャンセル対応を人の手で行う必要があり、管理ミスや漏れのリスクも高まります。
「LINEで予約」という機能もありますが、主に飲食店など一部業種向けのサービスで、整体院や接骨院は対象外です。
Lステップなら、カレンダー上で先生ごとの空き状況を表示し、そのまま予約の受付・リマインドの配信設定まで行えます。

さらに、予約のキャンセルや変更もLINE上で自動対応・反映できるため、手動でのやりとりが不要になり、ダブルブッキングも防ぎやすいです。
Lステップを活用して予約管理を仕組化することで、顧客への対応の質も安定して保てます。
回答フォーム:アンケートで顧客情報を保存する
Lステップの「回答フォーム」とは、LINE上でアンケートや診断コンテンツなどを作成できる機能です。友だちから得た情報を自動で保存し、顧客データとして蓄積することが可能です。
LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能では、統計データは取れますが、一人ひとりの顧客情報までは追えません。
整体院や整骨院では、来院目的や症状の違いに合わせた対応が求められるため、正確な顧客情報を把握することが大切です。
Lステップでは、お客さまに興味のある施術を選んでもらい、「肩こり」「腰痛」「産後ケア」などの回答をもとにタグ(友だちの情報を管理するラベル)を取得できます。

こうした情報を蓄積しておくことで、「初回は腰痛で来たが、最近は肩こりも気になる」といった変化も把握しやすく、リピートや施術提案が楽になるはずです。
セグメント配信:症状や悩みに合わせたメッセージを配信する
Lステップの「セグメント配信」とは、行動履歴やアンケート結果をもとに、友だち1人を絞り込んでメッセージを届けられる機能です。

整体院では、来院目的が“痛み”や“リラクゼーション”など大きく異なるため、一斉配信だけでは対応しきれないケースも少なくありません。セグメント配信を活用すれば、顧客ごとの悩みに合わせて施術やメニューを提案できます。
たとえば以下のように、タグ情報を活用して内容を自動で出し分けられます。
- タグ:「腰痛」「ぎっくり腰」→骨盤矯正やストレッチを提案
- タグ:「ホルモンバランス」 →ヘッドマッサージのお客さまの声を紹介
- タグ:「冷え性」「むくみ」 → リンパマッサージの方法を案内
このように、一人ひとりに合わせた配信を行うことで、信頼関係の構築につながり、長期的なリピート顧客の獲得にも効果を発揮します。
整体院・接骨院のLステップ活用事例
最後に整体院のLステップ活用事例をご紹介します。
整体院「楓月(あかつき)」では、高額な広告費をかけていたにもかかわらず、効果が得られないという課題がありました。ホットペッパーに月20万円×3院、合計60万円を投下していたものの、新規予約はわずか1件のみ。
「より低コストで効率的に集客したい」「痛みが取れた後も継続して通ってもらいたい」という思いから、Lステップを導入しました。
- 新規予約数が15件に増加
- リピート率が向上
- 予約対応の負担が軽減
導入後は、お客さま自身がカレンダーから日時を選んで予約できるようになり、電話対応の負担が減りました。

また、トーク画面下のリッチメニューには「予約する」「ポイントが貯まるガチャ」などのボタンを設置。目的のページにアクセスしやすくなったことで、予約率も上がりました。

「1日1回引けるガチャ」に関しては友だち追加者の約30%が利用し、「ポイントが貯まったから来院した」という声も多いそうです。
加えて、お客さまの声やスタッフ紹介といった内容を配信に組み込み、初めての方でも「この院なら安心して任せられそう」と感じてもらえるよう工夫されています。

Lステップの活用により、新規集客とリピート率向上を両立し、安定した院の運営体制を築いた事例です。
まとめ
LINE公式アカウントを活用すれば、整体院や接骨院の集客やフォローを効率化できます。さらに、Lステップを組み合わせることで、予約や顧客管理・継続フォローの仕組みを整えられます。自院の目的に合わせてLINE運用を最適化し、新規集客とリピート強化を実現しましょう。















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