

- LINEを使って動物病院の集患はできる?
- 動物病院の予約をLINEで受け付けたい
このように、LINE運用に興味をお持ちの院長先生や担当者は多いのではないでしょうか。
LINE公式アカウントは、動物病院の集患や飼い主対応に役立つツールです。
一方で、導入前に「何ができて、何が難しいのか」を把握しておかないと、配信するだけでは、新規飼い主の獲得や業務効率化につながらない可能性もあります。
この記事を参考に、集患や飼い主対応の改善につなげましょう。⇒医院・クリニックで成功する8つのLINE活用事例集をダウンロードする(無料)
目次
動物病院でLINEの活用が注目されている理由
LINEは日本国内で最も利用されているSNSで、月間アクティブユーザー数は1億人(2025年12月末時点)を突破しています。

出典: LINEヤフー株式会社「LINE公式アカウントプロダクト媒体資料」
総務省の調査でも、10代から60代までの利用率は9割を超えており、幅広い世代に浸透していることがわかります。

出典: 総務省「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」
多くの飼い主が日常的にLINEを使っているため、動物病院にとっても連絡手段として取り入れやすいのが大きな強みです。
初診の案内や再診のお知らせも届けやすく、飼い主との接点づくりに活用できます。
動物病院が抱えやすい集患・飼い主対応の課題
動物病院では、診療だけでなく、新規の来院につなげる集患や再診を促すフォロー、予約対応まで幅広い業務が求められます。
動物病院の院長を対象に実施した調査では、集患における課題として「新規顧客の取り込み」が最多でした。
さらに、既存顧客のリピート率やSNS運用・予約方法にも課題を感じている動物病院もあり、来院前後の接点づくりや受付導線の整備が重要だといえます。

動物病院が抱えやすい集患・飼い主対応の課題は、以下のとおりです。
- 新規の飼い主獲得が難しい
ホームページやSNSで情報を発信していても、すぐに来院へつながるとは限りません。「まず知ってもらう」「予約してもらう」までの導線を整え、新規の飼い主が行動しやすい仕組みを作る必要があります。
- 既存の飼い主のリピート率が低い
一度来院した飼い主に再診や健康診断、ワクチン接種を案内できなければ、継続通院につながりにくくなります。来院後のフォローや定期的な情報発信を行い、飼い主との信頼関係を築く工夫が重要です。
- 予約導線が整っていない
予約方法が電話や窓口に限られていると、診療中の対応負担が増えてしまいます。飼い主にとっても「どこから予約すればよいかわからない」と感じやすく、機会損失につながる可能性も少なくありません。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが、LINEのビジネス用サービス「LINE公式アカウント」です。⇒医院・クリニックで成功する8つのLINE活用事例集をダウンロードする(無料)
動物病院でLINE公式アカウントを活用する3つのメリット
LINE公式アカウントを活用すれば、飼い主との関係づくりから来院後のフォローまで、LINE上で行いやすくなります。ここでは、動物病院でLINE公式アカウントを活用する3つのメリットを紹介します。
- 集患・リピート施策に使える機能が多い
- 継続通院につながる関係性を築きやすい
- 予約や問い合わせの負担を軽減できる
ひとつずつ確認していきましょう。
①集患・リピート施策に使える機能が多い
LINE公式アカウントには、動物病院の集患や再来院の促進に役立つ機能がそろっています。受付や診察券、SNSなどから友だち追加を促したあと、LINE上で案内や予約導線をまとめて設計できるのが魅力です。
とくに役立つ機能は以下のとおりです。
- クーポン :ペットフードの割引・イベントの特典配布
- 一斉配信 :休診日やキャンペーン・季節のケア情報の案内
- リッチメニュー:予約の導線や基本情報の集約
クーポンや情報配信を活用すれば、新規の飼い主に来院のきっかけを作れます。さらに、リッチメニューに診療案内や料金ページを設置すると、LINE上で問い合わせや予約といった次の行動につなげやすくなるでしょう。
②継続通院につながる関係性を築きやすい
動物の健康維持には、治療だけでなく定期的な検診や予防ケアが欠かせません。とはいえ、飼い主にとって通院は後回しになりがちです。
LINE公式アカウントのチャットや一斉配信を活用すれば、定期検診の案内やフィラリア予防などの情報を届けられ、来院のきっかけを作れます。
弊社の調査では「配信がきっかけで予約やサービス利用につながった経験がある人」は65.7%にのぼり、LINEの配信が行動の後押しになりやすいことがわかります。

また、健康に役立つ情報を定期的に届けると「病気の時だけ通う場所」から「日常的にサポートしてくれる存在」へと印象を変えられるでしょう。
このような積み重ねが、飼い主との信頼関係を深め、結果として長期的に通院してもらえる体制づくりにつながります。
③予約や問い合わせの負担を軽減できる
動物病院では、診察や処置に加えて電話対応や予約管理など、スタッフの業務が多岐にわたります。
LINE公式アカウントを導入すると、チャットによる予約の受付や、外部の専用フォームを通じて希望日時を送信してもらうような設計が可能です。
これにより、電話対応に追われる時間を削減でき、スタッフが本来の診療業務に集中しやすい環境が整います。
また、LINEは24時間いつでも利用可能なため、開院時間外でも予約の申し込みを受け付けられます。
結果として、病院側の負担軽減と飼い主の利便性向上につなげられるのがメリットです。⇒医院・クリニックで成功する8つのLINE活用事例集をダウンロードする(無料)
動物病院におけるLINE公式アカウント活用法
LINE公式アカウントを導入する際は、友だち追加の導線づくりや配信内容、予約・問い合わせ窓口の整理が重要です。ここでは、動物病院で取り入れやすい活用法を紹介します。
- QRコードとクーポンで友だち追加を促す
- 予約や問い合わせ導線をLINE上にまとめる
- 定期的な情報発信でリピートを促す
詳しい内容を見ていきましょう。
QRコードとクーポンで友だち追加を促す
新規の飼い主とLINEで接点を持つには、来院時に友だち追加してもらう導線づくりが欠かせません。
LINE公式アカウントのクーポンを活用すると、初診や相談のきっかけを作れるうえ、友だち追加のメリットも伝わりやすくなります。
たとえば、受付カウンターや院内ポスターなどにQRコードを掲載し、「初診無料クーポンをLINEで受け取れます」と案内すると、追加のハードルを下げられます。

掲載場所の例は、以下のとおりです。
- 受付カウンター
- レシート
- 診察券
- 院内ポスター
- SNS
- ローカル誌
友だち追加後は、あいさつメッセージ※でクーポンを自動配布し、予約や問い合わせ方法もあわせて案内しましょう。 ※友だち追加後に自動で送信されるメッセージ

来院前からLINE上で飼い主とつながれるため、初診予約への流れを整えやすくなります。
予約や問い合わせ導線をLINE上にまとめる
動物病院にとって、飼い主が診察を予約するまでの流れをできるだけ簡単にすることが重要です。
従来の電話予約では診療中に対応が重なり、スタッフの負担も大きくなりがちです。
そこでLINE公式アカウントを活用し、チャット機能やリッチメニューを設置すると、予約や問い合わせの導線をLINE上にまとめられます。
外部の予約フォームをリッチメニューに設定しておけば、飼い主はスマホから24時間いつでも簡単に予約や問い合わせが可能です。
【リッチメニュー】

【チャット】

来院までの手間を減らせるだけでなく、問い合わせ内容が記録として残るため、診察前の準備や情報共有もスムーズに行えます。
結果として、院内業務の効率化と飼い主満足度の向上に役立つでしょう。
定期的な情報発信でリピートを促す
友だち追加後は、LINE公式アカウントのメッセージ配信を活用し、飼い主へ継続的に情報を届けられます。
ステップ配信※や一斉配信を使い分ければ、友だち追加後のフォローから季節のお知らせまで、タイミングに合わせた情報発信が可能です。
※複数メッセージをスケジュール通りに配信する機能
- 1日後:予約方法や診療時間を案内
- 7日後:初診時の持ち物や来院時の注意点を配信
- 14日後:健康診断や予防ケアの案内を配信
【1日後】

【7日後】

【14日後】

【一斉配信の例】
- 休診日のお知らせ:臨時休診や長期休暇前の案内
- 季節のケア情報 :熱中症・ノミダニ・乾燥対策
- キャンペーン案内:イベントやペットフード割引情報

このように、ステップ配信で友だち追加後のフォローを行い、一斉配信で季節や医院全体のお知らせを届けると、飼い主との接点を継続できます。
定期的な情報発信を続ければ、再診や健康診断のタイミングを逃さず、リピート来院の促進にも役立つでしょう。⇒医院・クリニックで成功する8つのLINE活用事例集をダウンロードする(無料)
動物病院でLINE公式アカウントを導入する際の注意点
LINE公式アカウントは、動物病院の飼い主対応や情報発信に役立つツールです。一方で、予約管理や問診、個別案内まで効率化したい場合は、単体では対応しにくいケースもあります。
主な注意点は、以下のとおりです。
- 飼い主やペット情報を細かく取得・管理しにくい
LINE公式アカウント単体では、飼い主名やペットの種類、年齢、症状、来院目的などの情報取得や管理が難しい仕様です。チャット内に情報が残っていても、診察前に必要な内容を探す手間が発生しやすいのが難点です。
- 症状や相談内容の緊急度を把握しにくい
LINEでの問い合わせが増えると、相談内容ごとの緊急度を判断するのに時間がかかり、優先順位をつけにくくなります。すぐに対応すべき内容の見落としにつながる点に注意が必要です。
- 予約管理が煩雑になりやすい
LINE公式アカウントにも予約機能はありますが、利用できるのは飲食店のみです。また、チャットで予約希望を受け付ける場合、日時確認や変更、キャンセル対応は手作業になり、確認漏れやダブルブッキングが起こりやすい点が課題です。
- 案内の最適化がしにくい
犬・猫・小動物など、ペットの種類によって必要な案内は異なります。LINE公式アカウント単体では、犬専用メニューや猫専用メニューといった柔軟な設定には対応していません。
これらの課題は、LINE公式アカウントの機能を拡張できるツール「Lステップ」を活用すると解決します。⇒医院・クリニックで成功する8つのLINE活用事例集をダウンロードする(無料)
動物病院の集患・予約には「Lステップ」がおすすめ
Lステップとは、LINE公式アカウント専用のMA(マーケティングオートメーション)ツールです。

LINE公式アカウントだけでは難しい情報の取得や配信の最適化、対応の優先順位づけ、予約管理の仕組みづくりも、Lステップなら実現できます。
フリープランから始められるため、まずは使用感を試したい動物病院でも気軽に導入しやすい点が魅力です。
動物病院におすすめのLステップ活用方法は、以下のとおりです。
- 問診票やアンケートで顧客情報を取得する
- 緊急度に応じてアプローチの重要度を可視化する
- LINE上で予約受付・変更・キャンセルを管理する
- ペットの種類に応じてリッチメニューを切り替える
詳しい内容を解説します。
問診票やアンケートで顧客情報を取得する
Lステップでは、回答フォームを活用して問診票やアンケートを作成でき、診察前に必要な情報の取得が可能です。
【問診票】

これにより、来院時の聞き取りやカルテ入力の手間を減らし、診療対応をスムーズに進めやすくなります。
長文での相談内容や画像の送信にも対応しているため、症状やペットの様子を事前に把握でき、当日の対応を効率化しやすい点も強みです。
さらに、友だち追加時にアンケートを実施すれば、飼い主の悩みを把握するのに役立ちます。
【アンケート】

このように、Lステップの回答フォームを活用すると、やり取りの手間を減らしながら、、飼い主やペットの情報を事前に収集できます。診察前の確認がしやすくなり、来院時の対応もスムーズに進められるでしょう。
緊急度に応じてアプローチの重要度を可視化する
Lステップのスコアリングを使えば、飼い主から送られた症状を点数化し、緊急度に応じて対応の優先度を自動で判断できます。
例えば以下のように、ユーザーの回答によって数値の重みづけが可能です。
- ぐったりしている:10点
- 食欲がない :5点
- 落ち着きがない :3点

スコアが高い場合は来院を促すメッセージを即時送信し、低い場合は翌日以降の受診を案内するなど、柔軟な対応が行えます。
スタッフの判断負担を軽減しつつ、受診の優先度を見極めやすくなります。
LINE上で予約受付・変更・キャンセルを管理する
Lステップのカレンダー予約機能を活用すれば、診察予約を24時間いつでも受け付けられます。 飼い主はLINEから希望日時を選ぶだけで簡単に予約でき、開院時間外でも対応可能です。
カレンダー予約機能の主な特徴は以下のとおりです。
- 獣医師ごとに対応できる診療や予約枠の設定
- 予約時間を5分単位で調整
- 診療日・休診日・シフトの設定
- 予約・変更・キャンセルの承認設定
- 診療日時に合わせたリマインドの配信
- Googleカレンダーとの連携


予約の承認設定は、「リクエスト制」を選択できるため、外部予約システムと併用する場合でも、ダブルブッキングのリスクを減らせます。

Lステップの予約管理システムは、予約受付だけでなく、変更やキャンセル・リマインド・再来院フォローまで仕組み化できます。
さらに、ワクチン接種や定期検診なども、リマインダ配信※を活用すれば、次回の来院が必要なタイミングを自動で通知することが可能です。
※ゴール日を設定し、友だちにリマインドを行う機能

手動での電話連絡や紙の管理を減らせるうえ、飼い主への案内漏れや予約忘れの防止にも効果的です。
このように、診療予約やワクチン接種・健康診断などのリマインドを自動化すると、スタッフの作業負担を減らしながら、安心感と信頼感を高められるでしょう。
ペットの種類に応じてリッチメニューを切り替える
Lステップでは、アンケートや問診票の回答情報を取得し、ペットの種類に応じてリッチメニュー※の切り替えが行えます。 ※スタンダードプラン以上で利用可能
犬の飼い主には犬専用メニュー、猫の飼い主には猫専用メニューを自動で表示できるため、必要な情報に迷わずアクセスしやすくなります。
たとえば、ペットの種類ごとに以下のような案内が可能です。
- 犬 :ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・ダニ対策
- 猫 :健康診断、室内飼育のケア、尿路トラブルの注意喚起
- うさぎ:食欲や排せつの変化、うっ滞の注意喚起、歯のケア
【犬専用メニュー】

【猫専用メニュー】

【うさぎ専用メニュー】

ペットごとの健康管理や予防ケアも詳しく記載できるため、飼い主に安心感を持ってもらいやすくなります。
なお、複数の種類のペットを飼っている場合は、共通メニューを表示し、ボタンやタブで犬・猫などの情報を分ける設計も可能です。
【共通メニュー】

予約や問い合わせまでの導線も整えられるので、スタッフの対応負担を減らしながらスムーズな案内につなげられるでしょう。⇒医院・クリニックで成功する8つのLINE活用事例集をダウンロードする(無料)
動物病院のLステップ活用事例
「芝アニマルクリニック」様では、動物病院の救急外来として「本当に来院が必要か事前に判断したい」「診察費用の問い合わせを減らしたい」という課題がありました。
そこでLステップを導入し、まず問診票フォームを構築しました。

飼い主が回答したペットの症状をもとに「意識がない」「呼吸が苦しそう」など緊急度のスコアリングが行えます。写真添付もできるため、獣医師がLINE上で状態を迅速に判断することが可能です。

緊急性が高い場合は即時チャットで案内し、低い場合は「翌日かかりつけ医へ」と指示する仕組みを整えています。これにより、不要な来院を減らし、診察が必要なケースには迅速に対応できるようになりました。
また、診察費用はリッチメニューに掲載し、費用に関する問い合わせを削減しました。


その結果、導入2ヶ月でLINE経由の来院は67名、口コミ31件・評価は平均4.4点を獲得し、集客と信頼構築を両立した成功事例となっています。
まとめ
動物病院でLINE公式アカウントを活用すると、飼い主とのやり取りや予約・問い合わせ対応を効率化でき、電話や受付業務の負担を大きく抑えられます。
さらに「Lステップ」を組み合わせれば、問診票の取得や予約管理、ペットの種類・年齢に合わせた案内の切り替えまで、LINE上で一元管理しやすくなります。
日々の診療に集中しながら、集患やリピート率向上につなげるためにも、動物病院の課題に合わせてLINEをうまく活用していきましょう。





