
LINE公式アカウントには情報を発信する機能以外にも、絞り込み機能や分析機能など便利な機能が豊富にあります。

- LINE公式アカウントの機能をうまく使いこなしたい
- 機能が多すぎるから、便利な機能だけ知りたい
- LINE公式アカウントをもっと効率的に運用したい
このようにお考えの人に向けて、LINE公式アカウントの便利機能を紹介します。
この記事を参考にして、LINE公式アカウントを使いこなしましょう。
目次
LINE公式アカウントのメイン機能
まずは、LINE公式アカウントのメイン機能を紹介します。
メッセージ配信
メッセージ配信とは、友だち追加してくれたユーザーに直接メッセージを送信できる機能です。LINE公式アカウントの基本になる機能といえます。
配信できるメッセージ形式が豊富で、画像や動画を組み合わせた配信ができます。主なメッセージ形式は、以下のとおりです。
- テキスト
- 写真
- リッチメッセージ
- カードタイプメッセージ
- 動画
- クーポン
- リッチビデオメッセージ
- スタンプ
- ボイスメッセージ
メッセージは1通分の配信で3吹き出しまで送信できます。画像やクーポンを組み合わせれば、より強い訴求効果が期待できます。
メッセージの配信は「一斉配信」と「絞り込み配信」が可能です。
属性で絞り込み配信をするには、ターゲットリーチ数(属性がわかっていて、ブロックされていないユーザー数)が100人以上必要です。
例えば、友だちが100人いたとしても、属性不明が10人いた場合、ターゲットリーチ数は90人です。
その他にも高度な配信設定として、LINE VOOMに投稿したり、分析のためにキャンペーンを設定したりできます。
LINEチャット
LINEチャットは、ユーザーと1対1でやり取りできるので、LINEと同じ感覚で利用できる機能です。
LINE公式アカウントでは、プランごとに月の無料メッセージ通数が決まっていますが、LINEチャットのメッセージは配信通数にカウントされません。そのため、配信コストを抑えた運用に役立ちます。
LINEチャットで利用できる主な機能は、以下のとおりです。
- テキスト
- スタンプ、絵文字
- ファイル(画像、動画、PDF)
- 定型文
- カードタイプメッセージ
- クーポン
- 通話リクエスト
基本的に、LINEチャットは質問や要望に対して、個別の返信が目的の機能です。そのため、管理者は友だちから何かしらのアクション(スタンプを送ってもらう等)をもらわない限り、この機能は利用できません。
ですが、認証済みアカウントの場合は、友だちからアクションがなくてもアカウント管理者からチャット送信ができます。
美容室やネイルサロンでは、電話や文章だけでは伝えにくいイメージの共有が可能です。チャット保存期間内であれば履歴も残るので、予約当日に内容の確認もしやすくなっています。
LINEチャットをさらに便利に使いこなすコツとして、「チャットのピン留め」機能があります。
LINEチャットはユーザーを個別にフォローできるメリットがある一方で、友だちが増えると管理が難しくなるのがデメリットです。必要に応じて、友だちやメッセージをピン留めして固定表示しておけば、重要なチャットが埋もれることがありません。
料金が発生しない便利なLINEチャットですが、注意点もあります。
- 要件や目的がないテキストを送信しない
- 広告や宣伝目的で利用できない
- 自動応答と併用できない
LINEチャットが原因で、ブロックや通報につながるケースもあります。ユーザーに不快感を与えないように注意して利用しましょう。
ステップ配信
ステップ配信とは、事前にメッセージや配信期間を設定した内容が、ユーザーの行動をきっかけに自動配信される機能です。
メッセージの内容や送信タイミング、送信する対象の設定など、ユーザーの行動を想定した細かい設定が必要です。
例えば、飲食店でステップ配信を利用するなら、友だち追加から5日後にクーポンを送信、7日後におすすめメニューを紹介するなどして、リピーター化を図る方法があります。
LINE公式アカウントには、使いやすい4種類のステップ配信用テンプレートが用意されています。
- フォローアップ
- 再来店の促進
- レビュー・チャットの依頼
- サービス・商品の宣伝
ステップ配信に不慣れなうちは、テンプレートを利用するとスムーズに配信の準備を進められるでしょう。
一度設定してしまえば、ユーザーが送信条件を満たすたびにステップ配信ができるので、効率的に情報を発信できます。
リッチメッセージ
リッチメッセージは、画像にリンクを設定して配信できる機能です。画像が加わることでわかりやすく、ユーザーを引きつける情報発信ができます。
画像はタップするだけで、友だちを商品やWebページに遷移させられます。適切なリンクを設定すれば、ユーザーのストレス緩和に効果的です。
リッチメッセージの画像には、クーポンやテキストも設定できます。テキストの訴求と組み合わせることで、より効果的にユーザーの興味を引ける内容になるでしょう。
リッチメッセージは、必ず横幅いっぱいに表示されます。そのため、LINE上でのチラシやメニュー掲載に最適です。
リッチビデオメッセージ
リッチビデオメッセージは、配信した動画をLINE上で自動再生させる機能です。動画はテキストや画像以上の情報量を持っているため、ユーザーに強い印象を与えます。
動画視聴後の遷移先を設定できるので、ユーザーをスムーズに関連ページへ誘導可能です。
縦動画、横動画、正方形の動画を配信できます。縦動画はトーク画面全体を活用できるので、迫力のある配信が可能です。
動画は200MBまで投稿でき、動画の長さは1分~2分程度になります。長すぎる動画は視聴されにくい傾向があるので、CM感覚で視聴できる30秒のショート動画などがおすすめです。
カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、複数の商品やサービス、場所などの情報を、1つにまとめて送信できる機能です。横方向にスライドできるメッセージを、最大で9枚設定できます。
表示できるカードタイプは4種類あります。
- プロダクト
商品価格を表示できるカードタイプ。商品紹介以外にも、サービスの料金プランの紹介にも使えます。
引用:表現の幅が広がる!「カードタイプメッセージ」の活用例|LINEヤフー for Business
- ロケーション
場所の紹介に適したカードタイプ。店舗の情報やイベント会場へのアクセス方法を案内できます。
- パーソン
人物の紹介に適したカードタイプ。美容室のスタイリストや、採用情報の先輩社員を紹介するコーナーなどに利用できます。
- イメージ
画像のみを紹介するカードタイプ。サロンのコース紹介や商品カタログなどのように、イメージを前面に押し出した訴求ができます。
すべてのカードタイプでアクション設定が可能です。ユーザーがタップしたら対応するページへ遷移させるなど、さまざまな設定ができます。
カードタイプメッセージは複数のカードを送信しても、カウントは1通分のみです。
コスト削減にも効果的なので、画像を使ってメッセージを送信するときは、ぜひカードタイプメッセージを利用してみてください。
応答メッセージ
応答メッセージは、友だちのメッセージに対し、事前に設定した内容を自動で返信する機能です。
友だちのメッセージに即答できるので、待ち時間が短くなり、顧客満足度の向上につながります。
応答タイプは、「キーワード応答」と「一律応答」の2種類から選択できます。
- キーワード応答:事前にキーワードを設定して、友だちのメッセージとキーワードが完全一致したときに返信する
- 一律応答:友だちのメッセージの内容に関わらず、一律に返信する
応答メッセージのキーワード応答は、他の機能との組み合わせで、より便利に運用できます。
例えば、リッチメニューのアクション設定と応答メッセージの組み合わせは、リッチメニューの使い勝手を向上させてくれます。下記の画像は、リッチメニューで「使い方」をタップした際のアクションに、応答メッセージで対応している例です。
この使い方以外にも、キーワード応答と一律応答を組み合わせれば、ユーザーの反応に対して常に自動で返信できます。
友だちのメッセージに対して、応答メッセージで確実に対応できているLINE公式アカウントは多くありません。自動応答をしっかり設定するだけでも、友だちの好印象につながるきっかけになるかもしれません。
リッチメニュー
リッチメニューは、トーク画面の下部に作成したメニューを表示できる機能です。ユーザーの視界に入る機会が多く、メッセージよりも高いクリック率が期待できます。
引用:【公式】LINE公式アカウントのリッチメニュー|運用のコツや活用事例を紹介
リッチメニューには、キャンペーンやクーポンの案内、ショップカードなどを自由に設定できます。レイアウトが決められているので、自分で0から作る必要がなく、作成後の変更も簡単です。
運用するアカウントの個性が出やすい機能であり、さまざまなコンテンツへの誘導ができます。リッチメニューだけでなく、他の機能との組み合わせで大きな効果を上げることもできるでしょう。
リッチメニューはメッセージを配信する機能ではないので、ユーザーがどれほど利用しても、追加料金も発生しません。
リッチメニューは、コストを抑えながら友だち対応ができる看板のような存在です。アカウントのカラーを演出しながら、友だちが触りたくなるようなリッチメニューを考えましょう。
クーポン
LINE上で利用できるクーポンを作成できる機能です。クーポンは、ユーザーの行動を促進させるだけでなく、新規ユーザーが友だち追加するきっかけになります。
弊社が行った調査では、LINE公式アカウントを友だち追加したきっかけの多くが「クーポンなどの特典」だったとの結果が出ています。
LINE公式アカウントの友だちを増やすためには、クーポンの配布は効果的な手段の1つといえるでしょう。
クーポンの獲得条件は、以下の3つから設定できます。
- 条件なし
- 抽選
- 友だち紹介
抽選や友だち紹介に設定すれば、期間限定のイベントやキャンペーンで配布する特典としても利用できます。
クーポンは店頭でQRコードを経由して、配布することも可能です。まだ友だちになっていないユーザーでもスキャンすれば、そのまま友だち追加まで完了します。ユーザーもストレスなく、スムーズに友だちを増やせる便利機能です。
ショップカード
ショップカードは、LINE上で発行して管理できるポイントカードです。一般的なポイントカードと同じ感覚で利用でき、貯まったポイントによって配布する特典も設定できます。
ランクアップカードも作成できるので、利用頻度の高いユーザーをVIPとして優遇することもできます。
リッチメニューとショップカードの組み合わせは、友だちのストレス軽減におすすめの方法です。LINEは利用する機会の多いアプリなので、ポイント加算のたびにアプリを探す手間を減らせます。
また、店舗内にポイントを付与するためにQRコードを設置しておけば、管理側でポイントを付ける作業も不要です。
すでに運用しているポイントカードがある店舗でも、期間限定のイベント用で利用するなど、アイデアしだいでユニークな使い方ができる機能です。
LINE公式アカウントのその他便利機能
次に、LINE公式アカウントの便利機能を紹介します。
あいさつメッセージ
あいさつメッセージは、ユーザーがLINE公式アカウントの友だちになった際、自動でメッセージを送信する機能です。初めから設定されているメッセージよりも、カスタマイズすることでアカウントの魅力をより効果的に伝えられます。
あいさつメッセージでは、友だち追加してくれたお礼に特典を送信するとよいでしょう。業態によって、特典の内容はクーポンや資料などさまざまです。
また、あいさつメッセージは、他のメッセージ機能に比べて3つのメリットがあります。
- 友だち追加直後に配信されるので、読まれやすい
- 最大で5つの吹き出しを同時に配信できる
- 通数カウントの対象外なので、配信数を抑えられる
友だちの興味が高いうちに多くの情報を配信できるので、費用対効果の高い機能です。
注意点は、初期設定では友だちがブロックを解除した際にも、あいさつメッセージが配信されてしまうことです。ブロックが解除されたときに再度同じメッセージを送信したくない場合は、送信設定を変更しておくとよいでしょう。
LINE VOOM
LINE VOOMは、LINE上で動画を配信できる機能です。投稿した動画には「いいね」や「コメント」ができるので、動画を通じたコミュニケーションができます。
LINE公式アカウントに友だちになっていないユーザーでも視聴できます。動画のシェアもできるので、友だち以外のユーザーに情報を配信することも可能です。
また、LINE VOOMはフォローと呼ばれる機能があり、友だち追加とは別の仕組みになっています。LINE VOOMをフォローしていても、LINE公式アカウントを友だち追加していなければメッセージを受け取れません。
友だち追加とフォローによる表示の違いは、以下のとおりです。
LINE VOOMでフォローしている | LINE VOOMでフォローしていない | |
LINE公式アカウントで「友だち」になっている |
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LINE公式アカウントで「友だち」になっていない |
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引用:https://manager.line.biz/announce/100008419?country=JP
LINE VOOMはテキストや画像の送信もできますが、動画配信をメインとした機能です。魅力的な動画コンテンツを投稿できれば、フォローしてくれるユーザーが増えていくでしょう。
オーディエンス
オーディエンスは、指定した条件で配信対象を絞り込む機能です。作成したオーディエンスは、メッセージの配信先として利用できます。
指定できる条件は、以下の通りです。
オーディエンスタイプ | 対象 |
ユーザーIDアップロード | LINEのユーザーIDをアップロードして作成します。ユーザーIDの取得はMessaging APIの利用が必要です。 |
メッセージクリック | 配信したメッセージから、リンクをクリックしたユーザーを対象に絞り込みます。※配信から60日以内のメッセージが選択できます |
メッセージインプレッション | 配信したメッセージを開封したユーザーを対象に絞り込みます。※配信から60日以内のメッセージが選択できます |
チャットタグ | チャットをしているユーザーに付けたタグを対象に絞り込みます。 |
友だち追加経路 | 特定の経路を利用して友だち追加したユーザーを対象に絞り込みます。 |
ウェブトラフィック | LINE Tagのトラッキング情報を基に絞り込みます。 |
リッチメニュークリック | リッチメニューをクリックしたユーザーを対象に絞り込みます。 |
リッチメニューインプレッション | リッチメニューを表示したユーザーを対象に絞り込みます。 |
引用:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) オーディエンスマニュアル|LINEヤフー for Business
ユーザー数が一定以上いないと利用できないオーディエンスもあります。開設したばかりのアカウントの場合、機能を十分に活かしきれないかもしれません。
友だちの数が増えて、運用期間が長くなれば、アカウントにはさまざまな情報が蓄積されていきます。作成したオーディエンスを配信先に指定することで、ユーザーに合わせた効率的な配信が可能です。
オーディエンスを使いこなすことで、メッセージの配信数の削減や、ブロック率の軽減が期待できます。
グループ
LINE公式アカウントのグループとは、複数のアカウントをまとめて管理できる機能です。
グループ機能を使うと、それぞれのLINE公式アカウントに設定しなくても、グループ単位で一括で操作や設定ができるので効率的です。
グループで利用できる機能は、以下のとおりです。
- メッセージ配信
- 応答メッセージ
- クーポン
- リッチメニュー
- あいさつメッセージ
- プロフィールの基本情報
- 分析
例えば、複数の店舗を経営している企業が店舗ごとにLINE公式アカウントを運用している場合、普段は店舗ごとに配信を送りつつ、本部側から複数店舗(グループ)に一括で配信もできます。
全体で共通した内容はグループ機能で一斉配信して、個別の発信はLINE公式アカウントごとに配信するなど、使いわけることで作業効率を高められます。
リサーチ
LINE公式アカウントのリサーチ機能とは、ユーザーの意見を集めるためのアンケートにあたります。作成したアンケートは、メッセージやLINE VOOMで友だちに公開も可能です。
リサーチを利用して、顧客満足度やサービスの認知度調査など、さまざまな情報を収集できます。
アンケートの質問では、ユーザー属性に関する質問を3つ(性別・年齢・居住地)と、自由に設定できる質問を7つ設定できます。よって、1回のアンケートで最大10問の質問が作成可能です。
回答形式は、「単一回答」「複数回答」の2種類で、認証済アカウントのみ「自由回答」を含めた3種類が利用できます。
調査に便利な機能ですが、注意点もあります。
- 最低20件の回答がないと、結果をダウンロードできない
- アンケート結果は回答者の特定ができない
- 友だちが少ないと、特定のユーザーにアンケートを送付できない
より詳細なアンケートを実施したい場合は、外部のアンケートツールや、拡張ツールの利用がおすすめです。
分析
LINE公式アカウントの友だち数やブロック率などの数値を確認できます。
分析でデータを確認できるのは、以下の項目です。
- 友だち
- プロフィール
- メッセージ通数
- メッセージ配信
- ステップ配信
- あいさつメッセージ
- リッチメニュー
- チャット
- LINE VOOM
- クーポン
- ショップカード
「友だち」「メッセージ配信」「リッチメニュー」は、業態に関わらず重要度が高い項目です。定期的に分析機能を利用することで、PDCAも回しやすくなるでしょう。
キャンペーン
作成したキャンペーン内で、メッセージを管理できる機能です。通常のメッセージ配信と異なり、キャンペーン全体の分析・集計が可能になります。
各メッセージの反応率だけでなく、キャンペーン全体の反応率を分析できるので、結果の分析と対策の検討がしやすくなります。
また、キャンペーンはユーザーとの接点を増やし、良好な関係性を築くきっかけとして効果的です。
LINE公式アカウントで多く実施されているキャンペーンは、以下のとおりです。
- 友だち追加キャンペーン
- 口コミ投稿キャンペーン
- アンケート回答キャンペーン
イベントを開催するときは、キャンペーン機能を使ってメッセージを配信することで、アカウントと相性のよい企画が見つかるでしょう。
キャンペーン機能は、LINE公式アカウント内で友だち追加キャンペーンや期間限定クーポンプレゼントなど、企画を実施する際の便利な分析機能です。
LINE Tag
LINE TagはLINE公式アカウントの施策や、LINE広告の効果を計測できる機能です。オーディエンスを作成する条件にも利用できるので、LINE公式アカウントをより効率的に運用できるようになります。
LINE Tagを使うことで、友だちの正確な行動を記録できます。友だちの行動を基準にメッセージを無駄なく配信できるようになり、パフォーマンスの改善が期待できるでしょう。
メッセージ配信の成果を確認する際にLINE Tagが活躍します。設定が難しいときは、下記の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
メンバーシップ
メンバーシップとは、LINE公式アカウントの友だちが入会できる、月額課金制の会員機能です。メンバーになった会員には、限定メッセージやクーポンなど特別な特典を設定することで、継続的な収益が期待できます。
また、メンバーへのメッセージ配信は課金対象外です。そのため、メッセージ数を気にせずにさまざまなコンテンツ・特典を提供できます。
メンバーシップ機能を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- LINE公式アカウントが認証済、もしくはターゲットリーチ数が200人以上いる
- ログインしているビジネスアカウントが、LINEアカウントと連携を済ませている
- アカウントの管理者権限を持っている
また、メンバーシップは上記の条件を満たしたうえで審査があります。審査基準は公開されていません。
審査状況によっては数週間かかる場合もあるので、利用したい人は早めの申請がおすすめです。
また、以下の業態はメンバーシップを利用できません。事前にガイドラインを確認しておきましょう。
- 生命・身体・健康に影響を与えるもの
- 投資・資産運用に関連するもの
- クラウドファンディング・寄付・投げ銭に類するもの
- ヒーリング・セラピーに類するもの
- 自己啓発に類するもの
- メンタルヘルスに関連するもの
- 宗教・スピリチュアルに関連するもの
- 政治に関連するもの
- アカウントと関連のないプランを提供するもの
引用:LINE公式アカウント メンバーシップ機能ガイドライン
LINE公式アカウントから収益が手に入るメンバーシップですが、入会を継続させるには会員になるメリットがとても重要です。例えば、美容室のメンバーシップであれば、オリジナルシャンプーの割引などが考えられます。
LINEコール
LINEコールは、友だちからLINE公式アカウントに無料で音声通話やビデオ通話ができる機能です。逆に、LINE公式アカウントから友だちへ電話をかけることはできません。
スマートフォン以外にタブレットやPCでの通話にも対応できるため汎用性が高く、さまざまな業界で利用されています。
引用:ECサイトから旅館まで! 顧客のニーズや営業スタイルに合わせて利用できるLINEコール
LINEコール用のURLやQRコードを発行できるので、ユーザー側は手間をかけずに電話をかけられます。チャットでは伝えにくい情報でも、LINEコールなら共有もスムーズです。
LINE公式アカウントのライトプランやスタンダードプランなら、固定電話にかかってきた電話をLINEコールに転送できます。お問い合わせ窓口をLINEコールで一元化すれば、LINE公式アカウントの使い勝手をさらに向上できるでしょう。
プロフィール
店舗情報や会社情報などの、基本情報を公開できる機能です。Web上にも公開されるので、アカウントを知ってもらうきっかけとして利用できます。
プロフィールは、4つの要素で構成されています。
- アカウント情報:アカウント名、ステータスメッセージ、プロフィール画像、背景画像
- 基本情報:紹介文、営業時間、予算、電話、予約、支払い方法、Webサイト、設備、住所、地図
- ボタン:トーク、投稿、通話、クーポン、ショップカード、サービスページ、予約※必須項目の「トーク」以外に2項目を選択可能
- パーツ:コンテンツ、顧客獲得ツール、アカウント情報、サービス・取り組み
引用:LINE公式アカウント(旧 LINE@) - プロフィール
「基本情報」と「ボタン」は、ユーザーの使いやすさに関わるので、ぜひ設定しておきましょう。
LINE公式アカウントのプロフィールに設定した情報は、「友だち追加していない」ユーザーにも表示されます。友だち以外にアプローチできないLINE公式アカウントでは、人目に触れる貴重な機会です。しっかりと作りこめば、立派な広告として効果が期待できます。
LINE公式アカウントのオプション機能
ここでは、LINE公式アカウントのオプション機能を紹介します。
LINEで予約
LINEで予約は友だちがLINE公式アカウントから、そのままLINE上で店舗の来店予約ができる機能です。この機能は、飲食店のみ利用できます。
予約が入っても、LINE公式アカウントから手数料は発生しません。例外として、連携パートナーの契約プランで、手数料が発生する可能性があります。連携すればリッチメニューなどから、予約まで簡単にLINE上で訴求できるようになります。
予約が入っても、LINE公式アカウントから手数料は発生しません。
利用するには、LINE公式アカウントと連携サービスの紐づけが必要です。連携できるサービスは以下の通りです。(2025年2月現在)
- 一休.com
- idea;record
- ebisol
- ぐるなび
- LINEヤフー(PayPayグルメの加盟店のみ)
- ヒトサラ(ヒトサラの即時予約機能を利用中の加盟店のみ)
- Retty
クーポンなどのキャンペーンと併用すれば、より高い集客効果が期待できるでしょう。
LINE公式アカウントの価値を高めることにもつながるので、ぜひ利用してみてください。
友だち追加広告
友だち追加広告は、LINEアプリ内にLINE公式アカウントの広告を出す機能です。WebサイトやSNSなどで告知するよりも、効率的にユーザーに友だち追加を訴求できます。
広告費用は友だちを獲得した分だけなので、低コストで運用できます。使う機会の多いLINEのトーク画面やニュース画面に広告が表示されるので、高い費用対効果が期待できるでしょう。
ターゲティングは、「地域」「年齢」「性別」「OS」「詳細ターゲティング」から絞り込みできます。詳細ターゲティングでは、さらに興味・関心・行動・属性の設定が可能です。
友だち数が伸び悩んだら、友だち追加広告が問題解決の糸口になるかもしれません。
Messaging API
Messaging APIは、ユーザーとのコミュニケーションをスムーズにするための機能です。この機能によって、外部のアプリケーションとも連携が取れるようになっています。
Messaging APIはすべてのプランで利用可能です。外部のAPI対応ツールと連携させる利用方法が一般的です。API対応ツールを導入すれば、LINE公式アカウントだけではできない高度な設定ができます。
LINE公式アカウントのAPI対応ツールは数多く発表されているので、どれを使えばいいか迷うかもしれません。無料期間などを利用しながら、複数のツールを試験運用することをおすすめします。
API対応ツール「Lステップ」は、30日間無料で試験運用できます。LINE公式アカウントの可能性を、多方面で広げる拡張性の高さが魅力です。
チャットPro
チャットProは、2025年3月4日にリリース予定の有料オプションです。チャットの管理など運用効率化に役立つ機能が追加される予定です。
引用:【重要】LINE公式アカウント チャットProオプションのリリースについて
また、チャットPro実装に伴って、無料で利用できる機能に変更があります。
引用:【重要】LINE公式アカウント チャットProオプションのリリースについて
大きな変更点として、チャット履歴の保存期間とバックアップが挙げられます。無料の場合は、履歴の保存期間が6か月まで短縮され、さらにバックアップができなくなりました。
そのほかに、チャットタグの作成数と付与数の減少も、気になる変更点です。チャット管理にタグを利用する場合、無料版での対応が難しくなりました。
チャットProの利用料金は月額3,000円(税別)が予定されています。チャットタグ機能はAPI対応ツールでも代用できるので、併せて検討してみてください。
LINE公式アカウントはLステップでもっと便利に使える
LINE公式アカウントは単体でも魅力的なツールですが、拡張ツールを導入すればさらに実用性が高まります。「Lステップ」は、この記事内で紹介してきた便利機能をより使いやすく強化するLINE公式アカウント専用の拡張ツールです。
「Lステップ」は、LINE公式アカウントだけでは難しい、細かいセグメント配信やユーザー管理ができるうえに、幅広い拡張性も持ち合わせています。
見やすいUIに加え、初心者でも安心のサポート体制も充実しています。LINE公式アカウントをより使いこなしたいと考えている人に、おすすめのツールです。
LINE公式アカウントの便利機能を有効に活用しよう
この記事では、LINE公式アカウントのメイン機能から便利機能まで、まとめて紹介しました。
LINE公式アカウントはさまざまな機能があるので、すぐにすべてを使いこなすのは難しいかもしれません。
メッセージ配信などのメイン機能から始めて、徐々に他の便利機能にも挑戦していきましょう。